普通の子の苦悩
娘の学校では、コロナが流行りだしてからは参観日や懇談などがかなり削られてきました。いつもは夏休み前にある懇談も、去年は中止、そして今年は希望者だけという縮小版。
特に気になることもないし、うちはなしでいいや、と「希望しない」という返信をしたのですが、娘の反応はいまいち。
何か学校に不満でもあるのかと聞いてみると、
「先生が自分をちゃんと見てくれていない」
と言うではありませんか。
どういう事かと聞くと、みんなでプリントなどをやっている時に先生が机間巡視をする際、いつも自分の所はさっと通り過ぎていくだけで他の子のように声をかけてくれない、と言うのです。
うう~ん・・・。
それは・・・きっと、あなたは1人でも大丈夫だと思われているからだよ。
私も元教師。
心当たりはあります。
そういう時、先生はつまずいている子を探しています。
声をかけないとやらない子や1人じゃできない子を観察します。
なので、どうしても「放っておいてもちゃんとやっている(と先生が思っている)子」には注意がいかないんだよねえ・・・。ちょっと反省するところでもあるけど・・・。でも、1度に30人以上の子どもを見るってなかなか大変なんだよ・・・。
娘に、「そういう時先生が声をかけるのって、なかなかできない子なんじゃない?」と聞くと、「うん・・・まあそうだけど・・・」と娘。
娘のように(私もそうだったけど)特に団体生活に問題なく、学習面でも上にも下にも飛び抜けておらず、大人しいタイプの生徒はあまり教師から注視されることはないんですよね・・・。それはいい事でもあるとは思うんですけど、生徒からすれば寂しい事でもありますよね。
見てもらいたいときは手を上げたり、先生に直接声をかけてごらん、と娘にはつたえました。もっと日本が教育にお金をかけられるといいんですけどねえ。
けど、大勢の中で時には主張することも大事なことだと思います。
娘は基本目立つことは嫌うタイプですが、やるときはちゃんとやる子になって欲しいな。頑張れ、娘。
中国のピーナッツもらいました。
辛すぎず美味しかった。