食事マナーの違い
我が家に蘭蘭が来てもうすぐ1年が経ちます。
もうすっかり我が家に馴染んでおりますが、先日私の両親が来て一緒に食事をした時、うちの母が、
「蘭蘭、肘をついてご飯を食べるのちょっと気になるわね・・・。まあ向こうでは普通なのか知らないけど・・・。」
と私に言ってきました。
ああ・・・。
確かに、それ、私も最初ちょっと気になったんですが・・・。なんか中国では普通という風に聞いたことがあったので直接は注意してなかったんです。
娘には食事中の姿勢はちょくちょく注意しているんですが、ある日娘が自分だけが注意されたことに気づき「蘭蘭もひじついてるじゃん」と抗議したことがあるんです。
私は「ナイスリアクション!」と内心喜んだのですが・・・・。
おおっと、蘭蘭、外国人であることを盾に、日本のマナーをスルー!
・・・ま、分かってやってるならもうこっちも何も言うまい・・・。
1年も一緒にいて今更って気もするし・・・。
何事も最初が肝心ですね。でも最初はそれ以外に色々気になることがあってそれどころじゃなかったし。
次の子にはちゃんと言おうと思います。
大学進学
今日蘭蘭はIELTSという試験を受けに朝から出かけていきました。
私にはまったく馴染みのない言葉でしたが、留学する際に必要な英語の資格らしいです。しかも、なんと受験料が2万5千円くらいするのだとか!
私は正規留学はしたことがないので分かりませんが、私の頃はTOEFLが主流だったような気がしますが今は違うのかな?その辺のシステムは全く分かりません。
蘭蘭、日本の大学に行くものだと思っていたけどここになって海外の大学を狙い始めてるのかな?それにしても中国→日本の高校→どこか英語圏の大学ってグローバルすぎませんか???世界規模だな・・・。
私の周りでも大学受験が終わり、進学に向けて色々と子供の引っ越し準備などに追われている友達が数名いますが、子どもを外に出すのってとっても大変そう。(特に金銭面で・・・)
「今のうちに準備しておいた方がいいよ」ってみんな言ってるけど・・・・。
・・・子供が小さいうちにいっぱい旅行に行きたいと思ってるんですが・・・。
一応学資保険には入っていますが、もし家を出るという選択をされた場合は確実に足りないと思います。私立でもいい、せめて・・・せめて家から通ってくれ・・・・。
切実な親の願いです。
蘭蘭の家庭とは雲泥の差だな。(笑)
留学生活
ホストファミリーをしていると言っても特に蘭蘭をあれこれ連れて行ってはいないという話を以前もしましたが、特に冬休みが明けてからは全く一緒に外出することはなくなっています。以前は特別なお出かけはしなくても一緒に買い物に行ったりはしていたのですが、最近は「私は行かなくても大丈夫」と言うことが多くなり私たちも特に誘わなくなってきました。
そもそも蘭蘭は週末は昼前まで起きてこない(もしかしたら起きているのかもしれませんが部屋からは出てこない)し、我が家は買い物などは午前中にしてしまいたい派なので、蘭蘭が起きてくる前に買い物に行っちゃうこともしばしば。
ふらりと一人でコンビニに行ったり近くに買い物に行ったりすることはよくありますが、基本的にあまり活発に出かけたりするタイプではないので長時間出かけるようなことはあまりありません。
冬休みの間に一番仲良くしていた友達が転校してしまったことも原因かもしれません。学校のイベントの打ち上げとかで1日クラスのみんなで遊びに行くという時も「面倒くさい。行ってもどうせ楽しくないよ。多分途中で帰る」と言ってしぶしぶ出かけ、本当に途中で帰ってくる始末。
学校には蘭蘭の他にも数名留学生がいて、学校側も時々週末に日帰りスキー旅行とかイベントを用意してくれるのですが(留学生のためだけかどうかは分かりませんが)蘭々はどれも興味を示さず。
あまり大勢で盛り上がれるタイプではないのです。
月に2度は通っていたジムも、冬休みに帰省するときに休会したまままだ復帰していないしこのまま辞めちゃうのかな~と。
せっかく留学してるのにもっと積極的に楽しめばいいのに~と思いますが、でも彼女にとっては高校生は「大学に行くために一生懸命勉強する期間」のようで、試験前なんて本当にすごくよく勉強しているみたいです。
意識高い!
留学生と言ってもそりゃいろんなタイプの子がいますよね。
前読ませてもらってた他の方のホストファミリーブログでは、留学生が毎日毎日遊び歩いて全然勉強しなくて結局それが協会にばれて強制帰国になった・・・とかってケースもありましたが・・・。(その子は自費留学ではなくどこかから費用が出ての留学だったらしい)
ちょうど今は受験シーズンで周りでも子供の受験にイライラハラハラしている友達がたくさんいますが、蘭蘭みたいな子だったら安心していられるのかな~。
しかしこのまま受験生になったらどんだけ勉強するんだろう・・・。
進学先は日本だけではなく海外も視野に入れて考えているみたいです。
すごいな~。一体何になるんだろ。
蘭蘭の将来の夢は何なの?
って聞いてみたら、
ヨーロッパの片田舎で毎日花を育てたり料理を作ってのんびり暮らすこと。
と、意外な答えが返ってきました!
・・・そっか。
旧正月
今年もFacebook上で中国系の友達がどんどん出国し始めたこの頃。
中国の春節がやってきました。
今日が旧正月ということで、今朝、蘭蘭は「おはよう~」ではなく「明けましておめでとう」と言って起きてきました。
娘はちょうど昨日、学校で節分は昔の大晦日に行うのが始まりだったと習っていたので、「そういうことか」と納得していました。
異なる文化を持つ人が家の中にいるっていうのはなかなか面白いものだな~と思いました。
ちなみに蘭蘭曰く、中国では年末年始の休みはなく普通に仕事や学校に行き、1月末から春節にかけてお休みになるのだそうです。
中国でもお年玉の風習があり、いつもご両親から3万5千円(!)ほどお金をもらうのだと言っていました。
しかも、昔お父さんの知り合いのお金持ちから(初対面)10万円のおとしだまを貰ってびっくりしたことがある、とも言っていました。
中国のお金持ち、半端ない・・・・。
日本食は辛い?
日本人にとって、辛い料理と聞いて思い浮かぶのは、韓国料理、中華料理、タイ料理など、唐辛子とかのスパイス系の辛さではないでしょうか。
しかし日本食は「塩」辛いものが多いらしい。
らしい、というのは、自分たちでは全くこれまで意識していなかったからで、我が家に蘭蘭が来てからは、彼女がよく「辛い辛い」と言うので逆にびっくりしているのです。
塩サバにさらにしょうゆをかけようとしている夫にびっくりしていたりします。
「塩の取りすぎは良くないよ!」とよく言われます。
確かに塩サバの塩分って相当何だと思います。妊娠後期に食べたら翌日手足がぱんぱんんに腫れあがったことがあったっけ・・・。
確かに塩分の取りすぎは良くないし、少し気を付けるようになりました。
そんな蘭蘭はからいのもしょっぱいのもすっぱいのも全部だめ。
ねばねば系もだめ。
でも彼女がだめでも私たち家族が大好きな食べ物はたくさんあるので、そういう時は彼女だけには出さずに食べてます。(出してもいらないと言われるので)
もちろんそういう時は彼女は他のおかず多目にしています。
短期のゲストだと、少しの間食べなきゃいいだけの話なんですが、長期となるとやっぱり自分が食べたくなるので遠慮なく食卓に並べるようになりました。
彼女が(塩)辛いという食べ物も、娘は平気で食べたりしているので、外国人が辛いと思う料理をその国のこどもが平気で食べているのはこういうことか~と妙に納得。
ずっと前、テレビで芸能人がタイの小学校に行って給食を食べるんだけど、向こうの小学生たちが平気で食べてるものが辛くて食べれない!って言ってたっけ。
小さい頃から食べ慣れると辛い物って平気になるんだな~。
ちなみに蘭蘭が喜ぶメニューは、
カレー
肉系(ハンバーグ、焼き鳥、唐揚げ等々)
パスタ
餃子
チャーハン
お好み焼き
普段白いごはんはほとんど食べないのにカレーの時は必ずおかわりします。
もしかして私がもっと料理上手だったらもっと食べるのかな~。
がんばろ。
ホストファミリーと言っても最近はこんな感じ
最近また蘭蘭は朝ごはんを食べなくなってきました。
とにかく身支度するのに時間がかかる子なのでどうしても食べる時間が削られてしまうようです。「私の朝ごはんは卵とリンゴだけでいい」と言うので、それだけお皿に盛って置いてるとぱぱっとキッチンで立ったまま食べて出ていきます。
多分パンは自分で買ってるものをどこかで食べているのだと推測。
そんなわけで朝はほぼ会話もなく出かけていき、夕方帰って来てからも最近はほぼ部屋に籠っているため、会話するのは夕食の時だけ。
しかも彼女は小食で食べるのも早いので、テーブルについている時間も短い短い。
最初は「わたしたちといることを避けているのでは?」とも思ったりしましたが、まあ高校生なんてこんなもんかな~と思って、あまり気にしないことにしました。
短期でこれだと寂しいけど、長期になるとこれくらいがちょうどいいのかも?
もうすぐ彼女がうちに来て1年ですが、最近は試験前というのもあって週末もほとんど部屋に籠っています。成績の事とか学校の事はほとんど関与していませんが、勉強は頑張っているみたい。でもやっぱり日本語で文章を書くのはまだ大変みたいで、時々チェックして欲しいと言ってきます。
形容詞+名詞の書き方(言い方もだけど)が苦手で、
「白い花」を「白いの花」とかっていう言い方がなかなか直りません。
あとこないだ「たしかに難しい!」と思った日本語が、
「~~しか~~なかった」という表現。
「数学の問題で、私にしか解けなかった」と言いたいのを、
「数学の問題で、私しか解けた!」と言うんで訂正したのですが、
「~しか~なかった」という否定文なので、彼女からすると「私しか解けなかった」と言うと「私は解けなかった」という風に感じる様で納得させるのにちょっと時間がかかりました。
「私だけ解けた」=「私にしか解けなかった」
日本語も難しい。
頑張ろう~!
ホストファミリーをしていて感じるモヤモヤ
ホストファミリーをしていることについてはこれまでなるべくいい面を書くようにしていましたが、まあそりゃいい事ばかりではありません。
ホストファミリーをしてみたいけど実際のところどうなの?と思ってこのブログに辿りついてる方もいらっしゃるでしょうし、今日はこれまでに私が経験した「もやっと」したことを思いついたまま綴っていきたいと思います。
1.~しっぱなし
開けっ放し、つけっぱなし、出しっぱなし等々。
家を自由に使ってもらうわけなのでまあこれは誰でもあるかな。自分もうっかりやることはあるけど、やっぱり人にされるとイラっとするもの。家族に対してもまあよくありますね。短期の子なら「仕方ないな」と思って我慢しますが、蘭蘭みたいに長期になると何度目かには注意します。
2.洗濯物の出し方
これまでうちに来たゲストの洗濯はすべて私が家族のと一緒にやっていますが、服の脱ぎ方が雑だとイラっとします。ジーンズのすそをまくったままとか、ポケットにものが入ったままとか、長そでのシャツの袖が半分だけ裏返ったままとか・・・・。
3. 食べられないものが多い
これは一番困ります。でも食べられないものはきちんと食べられないと言ってくれるとこちらとしては助かります。こっそり捨てられてたりすると悲しい気分になります。
以前朝食には毎日フルーツを食べたいというので用意していた子がいたんですが、実際は苦手な果物もあったらしくそれはずっと捨ててたと知った時はびっくりしました。いらないならうちの子が食べたしその子には他のものを用意することができたのに。
フルーツ、日本では高いんだよ!
4.音を出す
リビングで家族がテレビを見ているのにそこでPCやスマホから音を出す(自分で映画みたり音楽聞こうとする)。
これは即注意です。音がかぶるのはイライラするので、自分の部屋に行くかイヤホンを使うようにお願いします。
5.家のものを勝手に持ち出す
家のものっていうか・・・・うちに常備してる飲料とかフルーツとか、勝手に学校に持って行っちゃう子が前いました。その子はボランティアでの受け入れだったんですが、条件は朝夕のごはんだけ用意すればいいって話だったんです。持って行ってもいい?って言ってくれれば気持ちよく持たせてあげるんだけどねえ・・・。
まあ短期の子だったので何も言いませんでしたが。
あと、雨降りの日に勝手に私の傘を持って行った子も。これも一言言ってくれたら全然いいんですが、勝手にされるとびっくりします。
許可を取ってね、許可を。
6.食事中のスマホ
これは即注意です。
1人で食べてる時はOKですが、誰かと食べている時はやめようねと注意します。
う~ん・・・こんなもんかな?(たぶん実際はもっと細々と色々あるはず・・・)
まあどれもそんなに大したことではないですが、家族になら即注意して終わりでもゲスト相手だとなかなか言いにくいこともあったりするし、家族だけで暮らしている時よりも正直ストレスは増えます。(特に最初は)
そうそう、今の蘭蘭は帰宅後に空のお弁当箱を出し忘れることが最初多かったですね。これも何度も注意して、最終的には「夕食後私が食器を片づけるまでに出さなけば自分で朝までに洗っておくこと!」という新ルールを作ったところ改善されました。(笑)
今は帰ったら一番にお弁当箱を出してます。(よしよし)
短期ステイの子にはおおらかな気持ちでいられますが長期ってなるとやはりため込んでるとお互い良くないのでなるべく言うようにはしています。
まあ、いい事ばかりではないですよって事ですね。
大好きで結婚した相手にでさえ色々あるわけですから、そりゃ文化も言葉も違う国から来た異世代の子とうまく生活するのはもっと大変ってことです。
それでもホストをしたいかと言えば、うちは今の所YES。
やってみたいけど・・・と思われる方は短期からやってみるといいと思います。短期は楽しいで終わると思います。(その分疲れるかもしれないけど)
でも、自分でもやっぱり長期はなかなかハードル高いと思います。
週末はご自由に
冬休みも終わり、普通の生活1週間が終わりました。
冬休み前は朝起きられなくなってきて朝食を学校に持って行っていた蘭蘭も、今週はちゃんと家で朝ごはんを食べて行くことができました。
さて、朝ごはんは私と娘とだいたい同じ時間に食べる蘭蘭。
朝食は私が用意しておきます。飲み物だけは自分が食べるタイミングで自分で用意しています。その日の気分で紅茶にしたりココアにしたりするので、食事時の飲み物は私は彼女の分は用意しません。夕食の時も最初はみんなと同じお茶を用意していたんですがいつも全然口をつけないので聞いたら「お茶はいらない」というので飲み物は一切関与しなくなりました。
中国人らしく、朝起きたらまず白湯を飲み、ちょくちょくお茶を淹れています。飲み物も自分で好きなものを買って来てたくさんストックしています。
で、週末の話。
週末は私たち家族は普段よりちょっと遅いくらいの時間に朝食をとるのですが、蘭蘭はだいたい9~10時くらいまで寝てます。
そういう時の朝食は我が家ではセルフでお願いしています。
12時過ぎまで起きてこない時も稀にありますが、そういう時はランチもセルフでお願いしてます。
そんな時は自分でパンを焼いたり卵を焼いたり、または食事は取らずに出かけて行ったりと色々。
以前彼女が遅く起きてきて1人で朝食をとった後、流し台に茶碗が1つだけぽつんと置かれていたので「一体何を食べたの??」と不思議に思っていたら、茶碗にシリアルを入れて食べていたらしい。
日本人ならシリアル食べるときに茶碗は使わないよな・・・・。
こういうのが面白いのです。
今年もスタート!
2週間の冬休みを終え、蘭蘭も中国から我が家に戻ってきました。
空港からはバスに乗って、普通に「ただいま~」と自力で家へ帰ってくる蘭蘭。逞しい。
中国では特にクリスマスもお正月も何もしないそうですが、家族3人で関西方面を旅行してから中国に戻り、向こうではゆっくり過ごせた様子。
こうして留学しながらも年に2~3度母国に帰れるっていうのはいいですね。
日本と中国という距離だから・・?いや、要はお金次第なのか・・・??
冬休み最終日、今日は家族で近くの神社にお参り。
まだまだ人も多くてびっくりでしたが、おみくじは「末吉」。
でも内容は良かったです。今年は解き放たれて自由に飛び回れるそうです!
明日からまたそれぞれに勉強に仕事に、頑張りましょう。
冬休み突入!
終業式・・・って最近は言わないのか。
私の頃は3学期制だったので休み前には必ず終業式があって3時間とかで帰れたものですが今は2学期制だったり週休2日制のあおりだったりで色々学校によって違うみたいですね。
娘の小学校は今日はきちんと5時間目まで。
ただ全校集会があって校長先生から冬休み前のお話があったようです。
蘭蘭の高校の方は冬休み前の懇談がある関係で今週はお昼まで。
でもお昼からはクラブがあったり友達と遊んで帰ったりしていたので普通に夕方に戻ってきていましたが、今日で冬休みなので今日だけは学校が終わったらまっすぐ家に戻ってきてそのままスーツケースを持って嬉しそうに出ていきました。
長期の受け入れでもこうして大きな休み毎に一時帰国してくれるのはホストとしても非常にありがたいです。お互いリフレッシュできるし。
今日本入りしてるご両親と一緒にこれから待ち合わせて一緒に旅行してから年末に中国に帰るのだとか。
それにしてもこんな時期に1週間休めるなんてご両親が羨ましい。
そういうわけでホストファミリーも2週間の冬休み。
早速今夜から夕食の手を抜こうと目論んでいる私なのでした。
私も明日で仕事納め。
さ~、あと1日、頑張ろう!