手術後の話
舌癌のため舌の部分切除をした夫ですが、入院の後半に手術で取った舌の病理検査の結果を聞きました。
病原となっているところは切り取っているのですが、切り取ったぎりぎりの所に何か所か小さい癌が飛んでいるらしく、どうやら夫の癌は浸透しやすいタイプのものだった様子。
手術前に受けた検査では今のところ確認できる転移はないのですが、それでもまだ発見できないくらいの小さいものがほかに飛んでいる可能性は否定できないというので、主治医の先生から今後一旦退院して手術の傷が治ったら、念のために放射線と抗がん剤による治療をした方がいいと思います、と説明を受けました。
もしかして切ってもう終わりなんじゃないかと期待していたので、夫も私もショックでしたが、転移だの再発だのが一番怖いので、今できる最善の事をやってもらおうと、承諾しました。
まだ若いしどうせやるなら思い切りやっておいた方がいいと、6週間入院して放射線と抗がん剤を同時進行でやるそうです。・・・なんか抗がん剤も放射線治療も怖いわ・・・。どちらも副作用として口内炎が出来るそうなのでまた食べられなくなりそう。
すでに5キロもやせてるのに、しっかり食べて体力つけておかないと~~。
やるからにはもう徹底的にやって、悪いやつらを完全にやっつけてください!
日本のハイテクトイレ
日本の家庭が誇るべきもの、それは、トイレ。
我が家のトイレもウォシュレットで立ち上がると勝手に流れるようにしています。
これ、女子はいいんですよね。ただ、日本語の読めない男子が利用した場合、立って用を足した後どこを押せば水が流れるのか分からないらしく、過去にトイレから出てきた子が、
「どうやったら水が流れるのか分からない」
と言って出てきた事があります。
あと、冬場の便座があったかいのとか感動してる子も。
確かにこれはいいよね。
しかしうちのトイレ、こないだとうとう壊れてしまいました。
壊れたというのは言い過ぎかな、ただ床の方から水漏れしてきて見てもらったところ部品が劣化して水漏れしているという事でした。しかも10年経ってるのでもう部品がないと・・・。
うちはタンクレスのトイレを使っているので部分的に取り換えるということができないらしく、全部新しいものへの買い替えになるとのこと。
うちはタンクレスのトイレを使っているのでそれと同じものを求めると安くても12万くらいかかるそう・・・。
家族に聞いてみたら、皆あまりウォシュレットの機能は使っていないらしく、だったら別に取り換えなくてもいっか、という事に。壊れているのはウォシュレットの機能だけなので、他は問題なく使えるのです。
トイレなんてこんな精密機械にしなければきっと一生使えるだろうに、変に家電化してるから10年くらいで買い替えなければいけないなんて・・・。なんだかなあ。
まあ、このままもうちょっと頑張ってもらって、次に何かトラブルがあればその時に取り換えるようにしましょう。
ピアノ
最近はいろんな習い事があって、娘の友達もそりゃ色んな事をやっているみたいです。
うちはお稽古事としてやっているのはピアノだけですが、そんな子は少ないみたい。
周りの子たちはだいたい3個とか習い事をしているみたい。
うちからすればまあよくそんなお金も時間も(送迎が大変)あるもんだと感心するばかりです。
ピアノに関しては、これは全くの親のエゴで、私はピアノを習ったこともありません。
故にピアノを弾ける人にはずっと憧れを持っていて、子どもができたら絶対ピアノは習わせたい!と思っていたので3歳から習わせています。
はっきり言って3歳から始めたのはちょっと早急だったかも・・・というのが今になっての感想ではありますが・・・。はっきり言って音大レベルを目指すのでもない限りそんな早くからやったって、3歳なんて指が短いのでたいした曲も弾けませんしね・・・。これはちょっともったいなかったなと思っています。
今のところ文句も言わず毎日練習してはいますが、決して「ピアノが楽しくて仕方ない」という感じではなく、ただ惰性でだらだらやって終わり・・ただのルーティンとしてこなしているだけのような感じ。
年に1度発表会があるのですが、その時に親である私たちは思い知らされるんですよ。
「ああ、うちの子は決してセンスがある方ではないのね・・・」
と・・・。
未就学児のピアノはどの子も似たようなものですが、小学生になると私のような素人にでもはっきりと上手い下手が分かるようになってきます。
別にね、別に将来音楽で食べていけるようにとピアノを始めさせたわけじゃないんですよ。そんな事、望んでもらっても逆に困るんですが、でも、でもせっかくやってるならせめて「合唱コンクールで伴奏者になる」くらいは行ってほしいな~とか、そういう欲を私も持っていたんですが、今のままでは確実に無理っぽい・・・。
いや、そんなことをそもそも望むこと自体が贅沢なんでしょうか。
そうだ、音楽ができたら、それだけで少し人生が豊かになるじゃないか、中学生くらいになってピアノを辞めたとしても、大人になってもう一度弾きたくなった時に、趣味でピアノが弾けたらどんなにいいか。
それくらいの気持ちじゃないと、だめなのかな~。
まあ、たまに練習しないときに「練習しないならもう辞めてしまいなさい!」と言うと、まだ「いやだ!辞めたくない!」と言うので続けさせていますが、これがそのうち「やった~!辞める辞める!」とか言うようになったら終わりかな・・・。
でも、ピアノをやってたら、中学生になった時に音楽が少し楽なのでは?とか思ったりして。ほら、意外と音楽も難しいじゃないですか。
まあなんとか小学生のうちは続けてもらって、中学校で吹奏楽部とかに入ってくれたらこれまでの知識も活用できていいのにな~とか、母は勝手に思っているのです。
他の習い事については、ダンスが好きでよく1人で家の中でおどっているので「ダンス習う?」と聞いているのですが、
「ダンスは好きに踊るのが好きなの!だから習うのは嫌!」
と言ってなかなか首を縦に振りません。
ダンスだって今は体育なんかで必ずやるし、できとけばいいだろうに・・・。
まあ、最近は小学生も忙しいので、私としてはあれやこれやとあまりやらせても仕方ないかなとも思っています。自分だって子供の頃の習い事がどれだけ身になっているか・・・。
結局は、子どもが好きなことじゃないと力にはなりませんからね。
House Rules
私が初めてホームステイしたバンクーバーのホスト宅では、初日にハウスルールを書かれた紙を渡されました。
食事の時間、シャワーを使ってもいい時間など、注意すべきことなどが書かれていたのですが、これはとても分かりやすくて良かったです。
なので、我が家でホストファミリーをする際もこのハウスルールの紙を採用させてもらっています。2泊程度のショートステイの時にはいちいちハウスルールなどは設定しませんが、何週間かステイする場合は渡しています。
内容はこんな感じ。
1、食事について
朝夕の食事の時間。
朝食は平日はほぼ私が用意しますが、家族と異なる時間に朝食を取る日、または週末などは決まった時間に食事をしないこともあるのでそういう時は勝手に作って食べてください。
夕食は必要ない場合は何時までに連絡してください。
2、洗濯
洗濯は私がまとめてやるので部屋または脱衣所にあるかごに衣類を入れておいてください。自分でやりたい場合は週末にまとめてやってください。
3、お風呂
朝は皆が洗面所を使うので朝のシャワーはやめてください。お風呂を使う前は一言声をかけてください。お風呂を使ったあとはまどを開けておいてください。
4、部屋
掃除をしたりするため私は部屋に入ります。持ち物はきちんと管理してください。猫が入るので留守にするときはドアを閉めておいてください。ゴミ箱には燃えるゴミだけを入れてください。ペットボトルや缶、プラスチックはリビングのゴミ箱へ捨ててください。留守にするときはエアコンを切ってください。
5、その他
ゴミの分別など。緊急時の連絡先やWifiのパスワードなど。
だいたいこんな感じの事を英語で書いたものを渡して、分からないことがあったら聞いてね、と言っています。
Wifiのパスワードなんかは一番に聞かれる項目なので大事です。ポケットWifiをレンタルしてくる人もいますが、特に短期だと用意してないケースが多いので。
洗濯については今まで「自分でやる」と言った人はいません。
アジア系の子は下着などは自分で洗う子もいますが、ほとんどの子は下着まで私が洗っています。
私の場合は、バンクーバーのホストにはぜーんぶ洗ってもらってました。私のほかにも留学生が同じ家にいたので、パンツなんかにイニシャルが書かれてました(笑)。トロントのホストのところは「週末自分で洗って」という所だったので自分でやってました。
朝ごはんはバンクーバーもトロントも「各自で勝手に食べるように」という所だったのでトーストとかを勝手に焼いて一人で食べていました。朝ごはんを同じ時間に食べる家族がいなかったのです。
今の我が家のケースだと、夫は朝早いのでだいたい留学生が起きる前に出社しますが娘や私はだいたい留学生と同じくらいの時間に朝食を食べることになるので、私が一緒に用意しています。でも週末は朝食時間を決めていないので、私が遅く起きたり、または留学生が遅く起きたりという事もあるし、基本自分で勝手に食べるという事にしています。同じ時間に起きて来たら「御飯食べる?」と聞いて一緒に用意します。
意外と自分で好きなものを食べる方が気楽だったりもしますしね。作ってもらうのと自分で作るの、どっちがいいのかは分かりません。特に私みたいにホストが料理上手ではない場合は・・・。(笑)
留学生用の部屋は、1ヵ月以内の短期ばかり受け入れていた時は娘の部屋を使ってもらっていたのですが、長期の蘭蘭を受け入れるにあたって空き部屋になっていたところを留学生用に整えました。
机、ライト、エアコン、ベッド、本棚、そしてクローゼットの中にチェストを用意。
机やチェストは実家に眠っていたものをもらってきたのですが、あとは購入。ちょっと初期費用がかかりましたがまあ長期なので必要最低限のものは揃えました。特にエアコンが痛かったですが、夏や冬はエアコンなしだと受け入れできないですもんね。
けどエアコンの使い方は留学生によってはひどい使い方をしたりするそうなので、注意が必要。私の友達は短期で受け入れたアメリカ人がまだ6月だというのに設定温度17度(!)とかで部屋をギンギンに冷やされて困った、と言ってました・・・。
設定温度17度って・・・・ありえん!
うちには幸いそんなめちゃくちゃな使い方をする子はまだ来てませんが・・・・そんなの来たらどうするかな・・・・。
あ、そういえば以前冬に来た子が「寒い寒い」と言いながらも夜は半そでで寝るので「それってどうなんだ・・・」と思った事があったっけ。
ま、いろんな習慣があります。
短期ならまだ我慢できるけど・・・長期になると色々衝突しそうですね。
我が子や夫に対してでさえもそりゃ日々言いたいことは色々あるので長期で留学生を受け入れるとなると衝突することがあって当然なんですけどね。
まあ、できるだけ気持ちよくお互いが生活できるように最初にどうしても守ってほしいことは伝えておくことが大事だと思います。
塾に入れてはいけない
私の周りには中学生を持つお母さんがたくさんいるわけですが、だいたいそういう人たちと集まると話は自然と「子供の教育」の話になります。
うちの子は中学生なのに全然勉強しない、とか、どこそこの塾がいいらしい、とか。
でも、経験上言います。
勉強ができない子を、できる子と同じ塾に入れてもできるようにはならない。
お金と時間の無駄です。
勉強ができる子で、もっとレベルの高いことを教えてほしい、というタイプの子であれば塾に行けばさらに伸びるでしょう。
が、学校の勉強について行けていない子は、普通の塾に行っても同じだと思います。
そういうタイプの子は、個別指導とか、家庭教師とか、あるいは塾でも「自分と同じくらいのレベルの子を集めた」習熟度別の少人数クラスにいれないと、学校と同じ事が塾でも繰り返されるだけです。
できない我が子を何もせず放ったらかしにできないのでとりあえず塾に入れて責任を塾にすり替えているだけで、結局子供は塾に行かされる分時間がなくなり学校の宿題などができなくなる、しかし塾には行っているのでなんとなく勉強している気にはなる(しかし頭に入ってない)、でもやっぱり勉強は学校でも塾でもよく分からないからますます勉強嫌いになる・・・という事になりかねません。
勉強なんて、学生時代だけなのにね。
勉強ができなければ、他に道を探せばいいだけのことなのにね。
勉強よりも、できたら素敵なことが世の中にはたくさんあるのにね。
だけど、やっぱり自分の子が勉強しなかったら、親は悩んじゃうんだろうなあ。うちの子もあんまりしなさそうだな~、DNA的に見ると(笑)。
その時はやっぱり塾とか入れそうになるのかな~。
今のところ、彼女の夢は料理人になることなので、学歴は必要ないのだけれど。
中学生くらいで「もうママは料理しなくていいよ!私が作るから!」と言ってくれるようになってくれる事が私の夢。
そうなってくれたら、もう勉強できなくても許す!
女子高生の夜のお散歩
我が家のホームステイヤ―、蘭蘭。
こないだからジムに通い始めたのは前書いた通りなんですが、最近夜のお散歩に行くようになりました。
これまではまだ日が長くて、完全に暗くなる前に行って帰ってきていたのですが、最近は日が短くなってきてもう暗くなってから家を出ていくんです。しかも真っ黒の恰好で・・・。散歩に出ているのは25分ほどで、8時前には戻って来るのですが、やっぱりまだ高校生だし、小柄だし、女の子が1人で暗くなってから歩いてるのって・・・危なくない?と心配になってきました。
うちの周りはお店も多くて人通りも割とある方ではありますが、でもやっぱり夜道は危ないよねえ・・・。
日本は安全だと思ってる部分もあるんだろうけど、犯罪者はどこの国にでもいるのだよ・・・。やはりもうちょっと明るいうちに行ってもらおう・・・。
鉄不足
こないだ行った私の胃の病院で色々調べてもらったところ、私は貧血ぎみなんだそうです。(数値は治療を勧める値のぎりぎりのところ)
先生に貧血症状の一覧みたいなのを見せられて、この中で当てはまる症状はありますかと聞かれました。
冷え性とか、知らないうちに痣ができてることがあるとか、耳鳴りとか、当てはまる項目があったのであります、というと、鉄剤を処方しましょうかと。
鉄剤と一緒に鉄の吸収を助けるビタミンBとCのサプリも買わされました。
しかしこれ、外国製のやつで、大きくてにおいもあって飲みにくい・・・。
普通にドラッグストアで買うやつの方が良かった~。
しかも、病院では「1日2回、食後に2個ずつ飲んでください」って言われたけど、かえってからラベルの英語の説明読んだら1日1~3個って書かれてるし・・・。
・・・どうなの?
一応英語の説明文の方を信じて3個までにしてます。
鉄剤って副作用とかあるらしいけど、鉄を飲んで副作用を取るのがいいのか、貧血気味のままで行くのがいいのか・・・。
しかしここ数年耳鳴りがしたり耳が詰まったようになることがよくあって、一時期いろんな耳鼻科に通ったんですがどこでも原因は分からずで、最後に行ったところでは「見た感じ異常はないから治療はできない」と言われ、それ以来諦めていたのですが、これももし鉄分不足から来ているんだとしたら??
なんか40代、体も色々メンテナンスが必要なお年頃らしく、いろんなところにマイナートラブルが出てきております。これが老化ってやつなのね~と。
先生からは「タンパク質をたくさん取りなさい」と言われているので、最近はたくさん卵と納豆を食べることにしています。
蘭蘭ジム通いをする
うちにホームステイしている蘭蘭は、高校生なのにちょっと健康オタクっぽいところがあって、やれ食べ物はこれがいいだの、これは良くないだの、結構うるさい。
スポーツなどはしないタイプですが、食べすぎたからと言って食後に散歩に行ったりすることも多く、部屋でもストレッチをしてたりと、意識高い系女子。
そんな蘭蘭、とうとう「私、ジムに通いたい」と言い出しました。
ジムに通う高校生なんて今まで出会ったことないわ。
だけど、まあ基本インドアな感じの蘭蘭。週末もたまに友達と出かけることはあってもほとんど家に籠ってるような子なので、ジムでもなんでも外に出かけてくれるのはいいことだと近くのジムをリサーチしてあげました。
18歳以下は保護者同伴で申し込みをしないといけないらしく、今日は一緒に見学を兼ねてジムへ行ってみました。
私も娘が保育園に行ってた間はジムに通っていたんですが、小学生になってからは仕事が終わって子供が帰ってくるまでの時間が短すぎて断念。
高学年くらいになって一人で留守番できるようになったらまた行ってやる~~。
きれいなジムで自分磨きをする人たちを見ながら、私もいつか・・とこぶしを握りしめるのでした・・・。
入院中のこと 2
入院前、主治医の先生からは「遅くとも1週間で固形物が食べられるようになる」と言われていたのですが、結局主人が1週間で食べれていた固形物は豆腐とかおかゆとかのレベルであったようです。
1週間くらい経つと本人もだいぶ元気になってきて、まだ痛みはあるものの出される食事もほとんど食べられるようになってきたし、お見舞いに行くとカフェオレだのプリンだのを要求してくるようになってきました。
喋り方は徐々に良くなっては来ていましたが、やはり明らかに普通の人の喋り方ではなく、その辺がどの程度よくなるのかちょっと心配ではありました。
週末には会社の人や家族がお見舞いに来てくれたりしてラウンジで過ごす時間も多くなり、本人も退院後の復帰に向けてなるべく病室を出て歩いたり、ラウンジで過ごしたりしていたようです。
私も経験がありますが、ちょっと入院しただけで体力ってがくんと落ちるんですよね。
そうそう、入院中は暇だろうからと夫は自分のパソコンを持って行っていたのですが、病院ではフリーWifiがラウンジしか使えないと聞いていたため、わざわざポケットWifiをレンタルして行ったんですよね。
なのに、彼の病室はラウンジの隣だったため、フリーWifiが使えてしまったのです・・・。しかも最初の3~4日は術後のためとてもパソコンを使うような状況でもなかったし、結局わざわざ4000円弱も払ってWifiレンタルする必要はなかった・・・。
結局、16日間入院しました。
病気になるとお金がかかると言いますが、今回これまでにかかった費用を載せておこうと思います。
かかりつけ歯科医(紹介状出してもらう)3,890円
大学病院初診 (生検)10,700円
再診 (癌告知・CTなど)10,380円
PET検診 29,720円
再診 (麻酔科など) 5,030円
再診 (手術説明など)1,130円
手術・入院費 130,352円(食事代も含む)*限度額適用認定証提示
幸い医療保険に入っているので手術・入院費は保険で賄えますが、それより入院までにかかったお金が結構痛いなと思いました。手術・入院費の支払いには会社が用意してくれた限度額適用認定証を提示後の金額になります。本来は自分で申請するものらしいですが夫は会社の総務課の友達に頼んで代理申請してもらったみたいです。
それに入院中は毎日お見舞いに行っていたのですが病院の駐車場代が毎回結構馬鹿にならないということも判明。意外とこういう諸費用でお金がかかるっていいますよね。
まだ保険の申請をしていないので最終的にどれくらいのお金が下りるのかは分かってないんですが、たぶんこれまでかかったお金くらいはカバーできる・・・はず。
しかし今年は娘の歯科矯正もしてるし、医療費が最高にかかりそうです・・・。
いや、かかるお金ももちろん重要なんですが、入ってくるお金が減るっていうのも結構深刻です。
現在会社は特別有休をもらってお休みさせてもらっているので、お給料は入るのですが、でもそれって当然基本給だけ!
残業代とか交通費とかがごそっとないと、「こんなに少ないの!?」ってショックを受けます。
・・・そうか、しばらくこれでやりくりしなきゃいけないんだ・・・。
と、通帳とにらめっこ。
頑張るぞ~!
入院中のこと 1
舌癌のため舌の部分切除手術をした夫。
状況:舌癌ステージⅢ T3N0M0
手術名:左下部分切除術
内容:腫瘍硬結と上皮変化を目安に、安全域を設定して腫瘍を切除し、縫縮。
術中予想よりも癌の広がりが大きく縫縮が困難になった場合は腹部または顎の皮膚を移植する可能性もある、との説明でしたが、手術は予定通り舌の縫縮だけで済みました。
手術後2~3日の間が一番腫れるししんどいと先生から言われていたように、術後2~3日はとにかく痛いらしく、喋れないし、見ているだけで辛かったです。
手術後は唾にも出血が混ざっていたらいけないので飲み込まないようにと指示があり、自分で痰吸引機(?)というのか、細い管のついたもので吸い出したり、ティッシュに吐き出したりしていました。これは他の方の体験談を読んでいたのでティッシュを多めに持ってきていて正解でした。
最初の頃は何か訴えるも、舌がうまく動かないのか何を言っているのかもよく分からない状態でした。術後の食事は液体のものばかりでしたが、唾を飲み込むのもつらいみたいで、栄養は点滴から補給していました。
口からものを食べるのが難しければ鼻からチューブを入れて胃に流し込む方法もあると言われたのですが、そうなると食事の時以外もずっと鼻からチューブが通っている状態になるのが嫌なので頑張って口からトライしていましたが、なかなか食べられなかったようです。
初診で生検のため患部を切り取られた後も全然食べられないときがあって、その時はお弁当の代わりにゼリー状のカロリーメイトなんかを飲んでいたので、そういう系のゼリー飲料も持って行っていたのですが、ゼリーだろうが液状だろうが痛いものは痛いらしく最初3日間くらいは何も受け付けませんでした。
首の方が腫れててちょっと顔も浮腫んでいるし、とにかくお見舞いに行っても何もしてあげられることもなく、たまに要求されることも何を言っているのか分からないので、もどかしかったです。
4日目くらいから浮腫みも取れ、会話が成り立つようになりました。
まだ喋り方は「入れ歯をいれてないおじいちゃん」みたいな喋り方なのでかなり不明瞭ではありますが、それでも会話ができるのはうれしかったです。
まだ痛みもありますが、飲み込み方のコツがつかめてきたようで少しずつスープなどを飲めるようになってきたのがこのころ。
また初めてシャワーを許されて点滴の合間にシャワーを浴びてすっきりできるようになりました。
部屋は追加料金がかからない大部屋にしていたのですが、この病棟がかなり新しくて、しかも広い!なので大部屋でも彼は満足していました。
ただ、一番辛かった術後数日中に同じ部屋の人がずっと携帯で大きな声で話したり、面会時間外にお見舞いがきてずっと部屋で話したりされたときはイライラして苦情を申し立てたらしいですが・・・。
大部屋ではマナーを守って気持ちよく過ごさないといけませんね。
ちょっと長くなりそうなのでまた続きます。