私が初めてホームステイしたバンクーバーのホスト宅では、初日にハウスルールを書かれた紙を渡されました。
食事の時間、シャワーを使ってもいい時間など、注意すべきことなどが書かれていたのですが、これはとても分かりやすくて良かったです。
なので、我が家でホストファミリーをする際もこのハウスルールの紙を採用させてもらっています。2泊程度のショートステイの時にはいちいちハウスルールなどは設定しませんが、何週間かステイする場合は渡しています。
内容はこんな感じ。
1、食事について
朝夕の食事の時間。
朝食は平日はほぼ私が用意しますが、家族と異なる時間に朝食を取る日、または週末などは決まった時間に食事をしないこともあるのでそういう時は勝手に作って食べてください。
夕食は必要ない場合は何時までに連絡してください。
2、洗濯
洗濯は私がまとめてやるので部屋または脱衣所にあるかごに衣類を入れておいてください。自分でやりたい場合は週末にまとめてやってください。
3、お風呂
朝は皆が洗面所を使うので朝のシャワーはやめてください。お風呂を使う前は一言声をかけてください。お風呂を使ったあとはまどを開けておいてください。
4、部屋
掃除をしたりするため私は部屋に入ります。持ち物はきちんと管理してください。猫が入るので留守にするときはドアを閉めておいてください。ゴミ箱には燃えるゴミだけを入れてください。ペットボトルや缶、プラスチックはリビングのゴミ箱へ捨ててください。留守にするときはエアコンを切ってください。
5、その他
ゴミの分別など。緊急時の連絡先やWifiのパスワードなど。
だいたいこんな感じの事を英語で書いたものを渡して、分からないことがあったら聞いてね、と言っています。
Wifiのパスワードなんかは一番に聞かれる項目なので大事です。ポケットWifiをレンタルしてくる人もいますが、特に短期だと用意してないケースが多いので。
洗濯については今まで「自分でやる」と言った人はいません。
アジア系の子は下着などは自分で洗う子もいますが、ほとんどの子は下着まで私が洗っています。
私の場合は、バンクーバーのホストにはぜーんぶ洗ってもらってました。私のほかにも留学生が同じ家にいたので、パンツなんかにイニシャルが書かれてました(笑)。トロントのホストのところは「週末自分で洗って」という所だったので自分でやってました。
朝ごはんはバンクーバーもトロントも「各自で勝手に食べるように」という所だったのでトーストとかを勝手に焼いて一人で食べていました。朝ごはんを同じ時間に食べる家族がいなかったのです。
今の我が家のケースだと、夫は朝早いのでだいたい留学生が起きる前に出社しますが娘や私はだいたい留学生と同じくらいの時間に朝食を食べることになるので、私が一緒に用意しています。でも週末は朝食時間を決めていないので、私が遅く起きたり、または留学生が遅く起きたりという事もあるし、基本自分で勝手に食べるという事にしています。同じ時間に起きて来たら「御飯食べる?」と聞いて一緒に用意します。
意外と自分で好きなものを食べる方が気楽だったりもしますしね。作ってもらうのと自分で作るの、どっちがいいのかは分かりません。特に私みたいにホストが料理上手ではない場合は・・・。(笑)
留学生用の部屋は、1ヵ月以内の短期ばかり受け入れていた時は娘の部屋を使ってもらっていたのですが、長期の蘭蘭を受け入れるにあたって空き部屋になっていたところを留学生用に整えました。
机、ライト、エアコン、ベッド、本棚、そしてクローゼットの中にチェストを用意。
机やチェストは実家に眠っていたものをもらってきたのですが、あとは購入。ちょっと初期費用がかかりましたがまあ長期なので必要最低限のものは揃えました。特にエアコンが痛かったですが、夏や冬はエアコンなしだと受け入れできないですもんね。
けどエアコンの使い方は留学生によってはひどい使い方をしたりするそうなので、注意が必要。私の友達は短期で受け入れたアメリカ人がまだ6月だというのに設定温度17度(!)とかで部屋をギンギンに冷やされて困った、と言ってました・・・。
設定温度17度って・・・・ありえん!
うちには幸いそんなめちゃくちゃな使い方をする子はまだ来てませんが・・・・そんなの来たらどうするかな・・・・。
あ、そういえば以前冬に来た子が「寒い寒い」と言いながらも夜は半そでで寝るので「それってどうなんだ・・・」と思った事があったっけ。
ま、いろんな習慣があります。
短期ならまだ我慢できるけど・・・長期になると色々衝突しそうですね。
我が子や夫に対してでさえもそりゃ日々言いたいことは色々あるので長期で留学生を受け入れるとなると衝突することがあって当然なんですけどね。
まあ、できるだけ気持ちよくお互いが生活できるように最初にどうしても守ってほしいことは伝えておくことが大事だと思います。