My Third Place

旅行好きパート主婦です。旅行や国際交流が好き。ホストファミリー体験、海外体験、旅行や子育てネタなどを中心に日々のあれこれを綴っています。

大学入試改革見送りについて思う

大学入試改革がどんどん見送りになっている様子ですね・・・。

 

来年大学入試を控えた高校生たちが中学生だった頃から改革については色々な発表があり、彼らは改革1年目の受験生としてこれまで様々な準備を進めてきたはず。

 

それに去年の受験生たちにとっては、浪人すれば1年で入試問題が全く代わってしまうという危機感もあったはずで、本当なら浪人してでも希望した大学に再挑戦したかった子たちも色々考えて合格した別の大学に進んだりしているかも。

 

それを、英語の民間試験導入も見送りになり、さらには数学と国語の記述式まで見送りとは・・・受験生が身近にいない私でさえ、一体何をやってるんだと思ってしまいます。振り回された受験生たち、学校や塾に同情します。

 

英語の民間試験では読む聞く書く読むの4技能をバランスよく取り入れた民間試験によって受験生の英語力を図るのが目的だったかもしれませんが、個人的には全ての大学生(というか高校生)にそこまでの英語力を求めなくてもいいんじゃないかという気がするのですが。英語が得意な子はやればいいけど、それぞれ得意な分野で勝負すればいいんじゃないのかと。

 

記述式についての採点問題はずっと前から懸念されていた通りで、本当に難しいと思います。私も以前試験の採点などやっていたのですが、本当に大変なんです。たった一文だけの英作文でさえ、どこまで〇にしてやるのかとか、どこまでなら部分点をあげていいのかとか、正直たった100人くらいの生徒の採点でさえ、自分の中でだんだん基準があいまいになってしまったりするものです。正直採点した先生によって同じ回答が×になったり△になったりという事は普通にあり得ると思います。
なので、何万人と回答がある中でどうやって採点基準を平等に定めるのかというのは非常に難しいと思っていました。特に国語なんて解答が1つではないですからね。

今でも、小論文とか試験でありますけど、一体何人でどういう基準で合否を決めているんだろうと不思議に思います。

 

高校受験にしても大学受験にしても、私は1発勝負にするのではなくて、中高最後の1年の中で何度かチャレンジできるようなシステムにしてもらう方が、一年の一番寒い時期にインフルに怯えながら挑む今の受験システムより健全な気がするんですけど。

 

今後の改革の続きに期待したいと思います。