アデノイド
去年の話。
子どもが風邪をひいたので耳鼻科に連れて行ったところ、
「この子は扁桃腺がかなり大きい。積極的に治療した方がいいと思う」
と病院の先生に言われ、大きな病院を紹介されました。
積極的な治療というのは、つまりは扁桃腺を手術で取るという事。
これは、私も小学校に入学する前に受けた手術なんです。
扁桃腺が大きいのは私の遺伝なのか・・・。
とりあえず大きな病院へ娘を連れて行きました。
とりあえず睡眠時に無呼吸になっていないかどうかを調べるための装置を借りて帰り、1晩それを装着して計測したのですが、酸素量が少し不足しているようだ、と。
私の場合は頻繁に熱を出す子だったのと耳が悪かったというのもあって手術したらしいのですが、娘の場合は特にそういうった症状もなく。
小さい頃はいびきをよくかいていたけど、最近はそんなに気にならないし、日中ぼーっとしているわけでもないし発達が遅いわけでもない。
「扁桃腺が大きいとこういう症状が出やすい」という項目には一つも当てはまりません。
特に困ってる症状がないのに、わざわざメスを入れる意味はあるのか???
「確かに扁桃腺は大きいですが、どうしても必要という手術ではないからするかしないかはご両親の判断です」と言われ、非常に迷いました。
娘は血とか痛みとかにはすごく敏感で、テレビで手術とかのシーンが出るだけで怖がって隠れるようなタイプ。手術なんて絶対嫌だと言っています。
夫はそれでもこれからの発達の事を考えればした方がいいんじゃないかと。
私は、自分自身が経験している手術なのでそんな大変な手術じゃないというのも分かるんですが、それでも自分の子どもを手術台に乗せるのはやっぱり抵抗がある。
しかも、どうしてもやらないといけないわけでもないのだし・・・・。
というわけで、結局は手術はしないことにしました。
あれから1年。
娘は今はほとんどいびきをかくこともないし、熱を良く出したりすることもなく、全く普通に生活しています。
この事もすっかり忘れかけていたのですが、この間ふと思い出したので記録のために記事にしてみました。