海外赴任 ~留守の家どうする?その②~
留守の家どうする?の続きです。
とりあえず大手不動産会社に連絡を取り、説明と査定のためにうちに来てもらう事に。
キャリアウーマン登場!頼れる感じです!
マンションを賃貸に出す上での説明などを簡単に受け、その後我が家を査定してもらいました。
そして賃貸に出す上での手続きなどの説明を受けました。
この時まだうちのマンションは築浅だったし、駅からも近いので条件は良かったのですが、問題は「いつ帰って来るのか分からない」という事。
一般的には一度賃貸に出した物件をオーナー側の理由で「出て行って」という事はできないのだとか。「出て行って欲しいとオーナーが言っている」と伝えることはできるが強制力はない、と言われました。
あまり短い期限にすると借り手がつかないだろうし、かと言って長めにしたら自分たちが早く帰国した時に困るし・・・ってことで、とりあえず最大5年まで貸しますってことで募集してもらうことにしました。
夫がタイに渡る直前にマンションを空にして賃貸に出し、私と娘と猫は私の実家で出発まで居候させてもらうことにして、7月末からの入居可ということで5月くらいから入居者を募集してもらうことにしました。
荷物をすべて空にした後で、畳の表替え、ふすまの張り替え、それとハウスクリーニングは必ずやらないといけないとのこと。それプラスリフォームが必要な所がないかをチェックしてもらいます。これが10万くらいはかかるとのこと。
あとは入居者が決まれば月々の賃料から不動産屋さんへの手数料が引かれたものがうちの口座に振り込まれるというシステムです。
さあ、借り手はつくのでしょうか。
海外赴任 ~留守の家、どうする?~
さて、しばらく日本を留守にすることが決まった我が家。
向こうでどれくらい生活することになるかはこの時点でははっきりしておらず、前例を見ても2年~10年とばらばら。まあ、少なくとも3~4年くらいは住むことになるのかなということでまず議題に上がったのが「このマンションどうする?」ってこと。
家って人が住んでいないと換気の問題などで痛むというし、マンションなんて住んでいなくても管理費などは払わないといけないわけだから、誰も住まずにいるよりは誰かに住んでもらってその上家賃収入がある方が絶対いいだろ、ということで、このマンションは賃貸に出すことに。
ちなみに夫の会社では、持ち家を置いて海外赴任する社員には、留守宅管理サービスか、賃貸に出す場合は借主が付かない間の家賃保証制度というものをつけてくれるらしい。
賃貸に出しましょう、こういう時のために一戸建てではなくマンションを購入したのだから!
とりあえず、大手の不動産屋さんに問い合わせをしてみました。
つづく・・・
海外赴任 ~予防接種を受けよ!~
海外赴任が決まり、出発までにしなければならなかったことのなかに予防接種がありました。
これは赴任先にも寄るんでしょうが、私たちが勧められたのは、
・A型肝炎×3回
・B型肝炎×3回
・破傷風×2回
・狂犬病×3回
・日本脳炎×2回
多くない???
しかも、狂犬病?
狂犬病の注射って、犬が受けるやつなんじゃないの???
と調べてみると、世界で狂犬病患者が出ていないのは日本とあと数カ国の僅かな国だけで、狂犬病というのは世界中で掛かり得る怖い病気だということが分かりました。犬からだけではなく、いろんな野生動物から感染する危険性があり、一度発症すると100%死に至るという恐ろしい病気です。
しかも、狂犬病の人間用ワクチンを持っている医療機関は非常に限られていて、家族で遠くの病院まで受けにいかなくてはなりません。
しかも、大人の私たちはいいんですが、まだ1歳にもなっていなかった娘には他のいろんな予防接種と並行して接種計画を立てなければならず、これがかわいそうでした。
ただでさえ赤ちゃんの時期って予防接種すごい受けなきゃいけないのに。
通常みんなが日本で受ける予防接種に加えて狂犬病とB型肝炎、それと日本だと3歳以上で受けることになっている日本脳炎も打っておいた方がいいだろうとのこと。いつも行ってる小児科の先生とも相談してスケジューリングし直しだわ・・・。
でも多すぎて多分現地まで持ち込みそうだな・・・。
しかし予防接種って、結構痛いよね・・・。
血を抜かれる注射は平気だけど、ワクチン入れられるやつは痛い!
しかも平気で2本とか3本の同時接種。
こうでもしないと出発まで間がない夫は間に合わないし!
予防接種、夫も出発までに全て受けて旅立つことができました。
こんな短期間にこんなに予防接種受けるなんて・・・・辛かった。
赤ちゃんは大変だね。
準備はまだつづく・・・
海外赴任 ~ペットは連れて行くか置いていくか~
海外赴任になった時、飼っているペットをどうするか。
私が現地で出会った家族の中にはワンちゃんを連れてきていた所も数件ありました。バンコクなどの都会であればペットホテルなどもありますので向こうで旅行に行ったりする時には預け先もあるようです。ただ、タイはどこに行っても野良犬が多いので散歩などはどうしていたのか・・・??日本ほど犬の散歩をしている人は見かけなかったような・・・?
ペットを連れて行く場合の諸経費は多分うちの会社では保証されなかったと思うのでペットを海外に連れて行くのに必要な予防接種やその英文証明書を出してもらう費用、さらにはペットの渡航費などは自費になったと聞いています。これは国によって手続きも色々違うようなので早めに調べた方がいいかもしれません。
さて、我が家は当時からねこを飼っていましたが、うちは最初から連れて行く気はありませんでした。旅行に行く時などはいつも私の実家に預けていたので今回も当然実家で面倒を見てもらおうと思いましたし、うちの両親も当然のように預かってくれました。
なぜならうちのねこはとにかく外に出るのが大っ嫌いな子で、近所の病院に連れ出すだけでも大騒ぎ。
実家に連れて行くのでさえ相当嫌がるので、とても海外なんて無理。
飛行機にペットを乗せる時、ペットは人と同じ空間にはいられません。それに私が調べたところでは、ペットは乗る飛行機の数日前に空港に預け、到着した後も一緒に空港からは出られず数日後に連れに行かないといけないんだとか。
そんなの・・・うちの猫なんて絶対恐怖で死んでるじゃん!
実際そうなってるケースもあるんだとか・・・。
↑ ↑ 病院に連れて行った時のとらじ
うん、無理無理無理。絶対うちの子にはそんなの無理。飛行機のGに耐えられるはずもない。
しかもいつもみたいにぎゃあぎゃあうるさく鳴いて空港職員さんから乱暴に扱われたりするかも。
絶対無理。
というわけで、連れて行くという選択肢は我が家にはありませんでした。
それにペットがいると現地での物件探しも結構大変になるみたいです。
出発準備はまだまだつづく・・・
海外赴任 ~パスポートをゲットせよ!~
海外赴任が決まってまずしたこと。
娘のパスポートを申請する!
まだばぶばぶの赤ちゃんですが、外国に行く人は誰であろうがパスポートが必要です。
仕事などで海外に滞在する場合ワークビサが必要です。このビサの申請などは全て会社がやってくれるのですが、そのためにはまずパスポートを会社に提出しなければなりませんでした。夫と私はすでに持っていたので娘のだけ作る必要がありました。
パスポートの申請に必要なものの中に身分を証明するものというのがあるのですが、0歳児の身分証明書なんて健康保険証くらいしかないんですけど・・・と思い旅券センターに問い合わせをしたら、
「お母さんの免許証があれば大丈夫ですよ」
とのことでした。そして、
「赤ちゃんのパスポート用写真はご自分で撮られるのは難しいので、写真屋さんに行かれることをお勧めします」
と言われました。
早速、写真屋さんに行って写真を撮ってもらうことに。
まだ1人で普通の椅子に座るのは無理だった娘。
ただの証明写真なのに、お手数おかけします~~~💦
こうして証明写真も無事準備し、旅券センターへ申請。
そして、0歳児にしてパスポートをゲットー!
署名はもちろん「母代理」。
未成年は5年期限までのしか作れませんので、娘のパスポートだけ青。
全員のパスポートが揃ったところで会社に提出。
あとはおまかせです。
出発準備はまだまだつづく・・・
海外赴任の話 その2 ~出発まで~
前回からの続きです。
その日、正式な辞令を持って帰った夫。
夫の現地での勤務開始日は7月。
辞令をもらって帰ったのは半年ほど前の話です。
実際には上司からその前に話があったそうですが、辞令が出るまではと私には伝えられませんでした。
夫は辞令に伴い7月からタイへお引越しということですが、夫の会社では帯同する家族は皆2~3ヵ月後に合流するのが前例ということで、私と娘は10月頃に現地に行くことになるだろう、という話でした。
私はこの案には反対。
そもそも遅れていくって・・・・私1人で娘を連れて飛行機に乗るってこと???
↑これは多分先輩からの受け売り。
家族の事を見てあげるぅ????
そうは言っても、あなたは平日朝から晩まで仕事でしょう?
あなたが2~3ヵ月でどれだけ現地に馴染むのか知りませんが、結局平日は私と娘は2人ぼっちですよねえ?
今でさえ育児はワンオペですけど?現地であなたどれだけ役に立つつもりなんですか?
タイ語ができないのはお互い様だとしても、英語なら私の方が使えるし、一応海外での物件探しや一人暮らしも私は経験済ですから、生活していく上であなたがいなきゃ何もできないってやわな奥さんじゃないんですよ、私は!
・・・と心の中で思ったことをどれだけ声に出したかは定かではありませんが、とにかく反論してみました。要は、私も一緒に早く行きたかったんだと思います。
・・・結局はこれで片づけられてしまいましたが・・・。
かくして、夫出発までの半年間の準備が始まるわけです。
つづく・・・
海外赴任の話 ~出発まで~
記憶が古くなる前に海外赴任の話を書いて行こうと思います。
**************************************
「海外で働いてみたい!」
というのは夫の長年の夢だったため、数年前のある日仕事から帰った彼はちょっと誇らしげに報告してきました。
行き先はタイ。
将来海外赴任の可能性もある、という事は結婚するときから聞かされていましたし、本人がそれを希望していることも知っていたし、私も応援してきたことなので「ついに来たか!」という感じでした。
しかし・・・
この時、娘はまだベイビー。
さて、どうなる?
(しばらく続きます)