My Third Place

旅行好きパート主婦です。旅行や国際交流が好き。ホストファミリー体験、海外体験、旅行や子育てネタなどを中心に日々のあれこれを綴っています。

タイでインターナショナルスクールに通う

タイでの最初の1年は親子でジンボリーに通ったり、同じくらいの子が集まるサークル的な所に行っては人脈を広げ、色々な情報を得たのですが、2才になる頃には幼稚園のような所に入れる人も多くなってきました。

日本だと親が働いていないのに2才から幼稚園だなんて早すぎると思いますが、タイでは早くから幼稚園に入れる人も多いみたいで仲良くしていた娘と同い年の子たちがどんどん幼稚園に入っていきます。

そうなると一緒に遊ぶ友達がいなくなるため、私も娘が2才になった頃から幼稚園探しを始めました。

 

 

 

色んな幼稚園がありましたが、現実的にうちが通うとしたら以下の3タイプのどこか。

 

1.主にタイ人向けのバイリンガル幼稚園

タイでも所得の高い人たちが入れるようなバイリンガル幼稚園。
タイ人率も高く、タイ語も学べる可能性大。料金は一番お安め。

 

2.日本人経営の日本人幼稚園

タイにいながら日本と同じような幼児教育が受けられる。
基本日本人しかいない。

 

3.インターナショナル幼稚園

いろんな国の子たちが通うがアメリカやイギリス式の幼児教育を受けられる。
料金はお高め。

 

 

 

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周りの人が通わせている幼稚園から、周りは誰も入れていない幼稚園まで色々調べまくって、電話でアポを入れて8校ほど見学に行きました。

 

どの幼稚園もいいところがあって迷いましたが、見学に行った娘が一番溶け込んだのが割と規模の小さいインターナショナル幼稚園。
知っている子も何人か通っていて評判も良かったし、家からの距離や条件も良かったので最終的にはこのインターに決めました。

 

まだ日本語も満足に話せない時期だったので、インターに入れることには全く抵抗はありませんでした。


でもこれが小学生以上だったとしたら話は変わっていたでしょう。
子どもの意思もあるし、そもそも夫の会社の規定では「赴任先に日本人学校がある場合は日本人学校に入れる」事が原則だったように記憶しています。(日本人学校に入れる場合のみその学費は会社持ちだったはず)

それでも海外の日本人学校は「私学」扱いなので普通の日本の公立学校に比べると設備やカリキュラムはいいのかもしれません。

 

もしタイに行ったのが今の年齢だったら、娘は日本語の通じないインターなんて絶対嫌だと言うでしょうし、私もまた日本に帰ってくる可能性の方が大きいなら迷わず日本人学校に入れると思いますが。

 

 

 

幼稚園から高校まである大きなインターに見学に行ったときに、校長先生に学校を案内していただいたのですが、その時小5の日本人の女の子を紹介されました。
「彼女はうちに入った時は英語は全然できなくて最初は英語の特別クラスを受けたりしてたけど半年で普通クラスでやっていけるようになった」と聞きました。

 

英語がゼロの状態で入って、放っておけばそのうちやっていけるようになるのは「10歳までが限度だろう」とその校長先生はおっしゃっていました。10才と言えば小4~5ですから、日本で考えてもある程度の漢字も習って作文を書いたりもしなければなりません。それを考えると突然外国の子が国語の授業などについて行くのはいくら頭の柔らかい子どもでも、最初は絶望的な気分になるのではないかと思います。

 

それでも、インターなら周りの子どもたちも同じような条件で入学している子たちもいるでしょうし、同じ国の子もいるだろうし、とにかく色んな国の子がいるからまだ恵まれているのかと。
アメリカなど英語圏の国には基本的にインターはないと聞きますので、アメリカに赴任になった子たちはいきなり現地校に通わなくてはならず、そっちの方がよほど大変なのではないかと想像します。 

 

 

 

結局、娘は2才すぎから1年間インターに通いました。

本人の記憶はもうありませんが、ここで色んな国の子たちから色んな国の言葉をまねたり人種を超えてたくさんの友達と遊べたことはいい経験になったのではないかな?

 

娘のおかげで私もここでたくさんの素敵な人たちと出会えたので、娘の記憶がゼロだとしても私の中にはたくさんの思い出が残っています。

 

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インターナショナルスクールで年に一度行われる「インターナショナルデー」。
この日は出身国ごとに生徒がパレードをしたり、出身国についての展示をしたり、保護者がその国の料理を作ってふるまったり、いわゆる「文化祭」的行事。
とても興味深いのでよくよその学校のインターナショナルデーにも足を運びました。

 

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アフガニスタンの展示。
国内の紛争の様子などが紹介されてありました。平和が当たり前の国で育っている子たちにとっては、こういう国が今現在も存在するという事を知るだけでもとても意味があると思いました。