海外でのトラブル お金編その3
海外旅行でのお金トラブルシリーズ。
もうないだろうと思っていたら、ありましたありました。
3年前に義父と一緒に家族旅行をしたスイスでの出来事です。
チューリッヒ空港に朝到着し、隣接している駅から列車でルツェルンへ移動した時の事。
駅のプラットフォームには各扉前に7~8人ずつ待ってるくらいの感じ。
私たちは先頭で並んで列車が入ってくるのを待っていました。
入ってきた列車は2階建て!
「せっかくだから2階に乗ろう!」と言って乗り込んだのですが、その時、あまり人がいない割には結構ぐいぐい後ろが押してくるなあという感覚がありました。
義父と私たち夫婦はそれぞれにスーツケースを持っており、それを2階に運ばなければならなかったわけですが、振り返ると義父は見知らぬ白人男性にスーツケースを運んでもらっていました。
「さんきゅーさんきゅー」
と義父はその男性にお礼を言い、男性は義父のスーツケースを手渡すと下に降りて行きました。
そしてそのまま列車で1時間ほどの古都ルツェルンで降り、市内を観光していた時の事。
ちょうど川沿いの道沿いに市場が出ていて、色々なものが通りで売られていたのでフルーツを買おうとした義父、ズボンの後ろポケットに手を入れ、
「あれ?財布がない・・・・」
と・・・。
ええ、落としたのかもしれません。
ただの不注意で落としたのかもしれません。
空港に着いてすぐに夫が両替をしたのですが、その時に義父は「念のために自分にも少し現金を持たせておいてくれ」と言い、夫から20スイスフランを受け取りました。
その時、日本円を入れていた財布をバッグに収め、旅行用に持ってきた空の財布に20フランだけ入れてズボンの後ろポケットに入れたそうです。
その後ルツェルンの市場に来るまで、財布は出していないと言います。
つまり不幸中の幸いは、財布は旅行用の安い財布で、カード類は何も入っておらず、現金20フランが入っていただけ。
つまり損失はたったの2300円ほど。
私は列車に乗り込むときにやられたのではないかと思っていますが(荷物を運んでくれた男性もちょっと怪しいと思っています)、まあ本人も全く分からないと言うしすられたのかどうかも分かりませんので何とも・・・。
でも、海外ではプロのスリがうじゃうじゃいますから!
ズボンの後ろポケットに財布を入れておくなんて危険です!
スイスのように物価が高く比較的安全とされる国であっても油断はできないのです。
カードやパスポートを失くしたら大変な事です。
ほんと現金だけで済んでよかった。
さ、これで最後・・・のはず。
(もしまだあったらその4につづきます・・・。)