海外でのトラブル お金編 その2
前回の続きです。
多分これは私の旅歴史の中でのトップに入るほどの衝撃的な出来事。
ワーホリでカナダに行っていた私。
日本に帰る前に念願のヨーロッパに1人旅に出ました。
5カ国を回る3週間の旅。この出来事はスペインのマドリードで起きました。
人通りの多い大きな通りを昼間歩いていたら、フラメンコの衣装を着た3人組の女に話しかけられました。スペイン語で何か言ってきたんですが、私がスペイン語を理解していないと分かると、拙い英語で、「今夜、フラメンコショーをする。寄付を集めている。1ペセタ寄付して欲しい」と。
そうです、当時はまだユーロではなくペセタでした。1ペセタは1円以下。
何の疑いもなく財布を出した途端・・・・!!!
近い近い近い!!!
異様な気配でびっくりし、急いで出した財布を確認するとあっという間に札が抜かれているではありませんか!!!
返してと迫りましたが、NoNoととぼける女たち。
私をキレさせたわね。
思わず広島弁で迫ったら、お金は取り返せました。
気の弱い女たちで良かった。
しかしあんな手口でお金取れる???すぐばれるじゃん。
しばらくは怒りが収まらず、こんな感じになっていました。
何が腹立たしいかって、そりゃあの女3人組なんですけど、それよりもあんな事が堂々と人の多い場所で起こっているという事にも腹が立ちました。
3週間のうち、半分はスペインにいたんですけどね・・。
いや、スペインはいいところでしたよ。
ヨーロッパにはパリから入ったんですが、パリからすぐにマドリードに列車で向かいすぐにこの出来事があったのですが、旅の始めの洗礼でした。
その後もっともっと恐ろしい詐欺や強盗の手口を他の旅人たちから聞くのですが、私の場合はこんなので済んでラッキーだと思いました。
海外は楽しいけど、日本以上に気を付けなくてはいけません。
この日、この後、スペイン人が置き引きにあっている場面も目撃したりして、狙われているのは観光客だけじゃないんだとますます警戒心を強くしたのを覚えています。