そういえば、日本のマンションどうなった?
出発の前の話に戻ります。
うちのマンションの話です。
結局、広告を出してから2か月、私がタイへ行く前に契約が取れました!
契約してくださったのは転勤族のご家族で、だいたい3年くらいで出ていく予定だからということでうちの期限付き契約に同意してくださったそうです。
うちは最大5年までしか貸せませんということで、相場よりも少し安めの家賃設定にしていたのです。
これまで部屋を借りたことは数回ありましたが、初めて「貸す側」になってから知ったことは、借りてくれる相手の情報が全部貸す側に渡っているという事。
相手の名前や職業はもちろんのこと、収入まで、契約時に書かされる全てが、オーナーに流されていたのですね~。
お金持ちのご家族が借りてくださいました。
ありがたや。
契約書の類はすべて郵送でできました。
あとは毎月決まった額(家賃ー不動産屋の手数料)が自動的に口座に振り込まれるシステムです。
これで、思い残すことなく日本を経てました。
海外赴任 ~出発~
いよいよ私たちがタイへ渡る日。
私1人で大量の荷物と歩き始めた娘を連れて飛行機に乗ることだけが心配だったのですが、結局ちょうどよく夫が日本への出張を調整してくれてこの問題は解消されました。
娘は1歳になる前に沖縄旅行に行ったので、飛行機に乗ることは初めてではなかったのですが沖縄とタイではやはり搭乗時間が大違い。
6時間半の間、歩き始めたばかりの娘がいい子にしていられるかどうか、そこが最大の問題なのです!
私たちが挑戦したのは、「とにかく飛行中はできる限り寝かせておくこと」!
午前中の飛行機だったので家を朝早く出発しなければならず、当然娘もいつも寝ている時間に無理やり服を着替えさせて車に乗せるわけですが、そりゃすぐ寝ます・・・。
でもできる限り起こす!
寝るな!起きるんだ!熟睡するんじゃない!
そしてなんとかたどり着いた空港。
この時間にはもういつも起きている時間になっているので軽く食べさせ、そして広いロビーで思い切り歩かせる。
本人も広い場所に興奮してか歩く歩く。
出発ゲートには子供が遊べるようになったプレイルームなどもあったりして、そこへ行くとまた他の子どもたちもいるのでさらに興奮して遊んでいました。
よしよし、遊べ遊べ。
思い切り遊べ!!
思惑通り、疲れ果てて搭乗時間寸前で眠りについた娘。
しめしめ。
小さい子連れは優先搭乗させてもらえるものですが、私たちはできる限り機内にいる時間は短くしたいので最後の方で搭乗しました。
優先的に下してくれる方がありがたいんだけどな。
でも機内ではほとんど眠ってくれていた娘。
ちゃんと事前連絡してトドラーミールも用意してもらいました。
食いしん坊なので機内食に合わせてきっちり起きてきましたが、持ってきていた色々なおもちゃなどでいい子して遊んでくれたので周りにご迷惑をおかけすることもなく無事に6時間半のフライトを終えることができました。
良かった・・・。
狭い飛行機の中で子供が大声で泣いたりするのってホント地獄ですもんね・・・。
無事に到着して、ベビーカーを飛行機から出たところで受け取る手配をしていたのですがなぜかベビーカーが用意されておらず、仕方なく娘は抱っこして長い長い通路を歩いて入国審査まで行かなくてはならなかったのが大変でしたが、タイでは小さい子やお年寄り、体の不自由な人のための優先レーンがあって、入国審査は素早く突破できたのがせめてもの救い。
べビーカーは普通にスーツケースと一緒に出てきました・・・。
これが2人で持ってきた荷物。
これにベビーカーもあります。
寒い日本から暑い国へ行くときの恰好。
長そでの下に夏服を着ておいて、現地に着いたらトイレで上着を脱ぐ!
寒がりの私は飛行機の防寒対策で少し厚着して来ています。
さあ!タイ初上陸。
ここから車で新居へ向かいます!
海外赴任 ~最後の荷出し~
私たちがタイへ渡る3週間ほど前に、実家から最後の荷物をタイへと送り出しました。
なんだかんだと結局段ボール20箱分くらい。それと衣装ケースが2つ。
こんなにたくさん何を送ったんだっけ?と今思えば不思議ですが・・・。
しかし海外への引っ越しでは、何をいくつ送ったのかを詳細に書き出しておかなくてはならなくて、そのリストを作りながらの荷造りだったので結構大変でした。
航空便で送れるものは30キロまでという規定があったのですが、航空便には一切食料品を入れないでくださいと言われていたため意外と何を入れていいのか困る・・・。
とりあえずすぐに使いたいけど手荷物で持っていけない変圧器と炊飯器。あとは・・・洋服も向こうでは夏物だけで事足りるのでかさばらないし・・・。
持ち込む食料品には制限があって、まずお米はダメ、あと量は全体の何%までという規定があって、私の場合は段ボール2箱分くらいまでと言われていました。
何度かに分けて買い出しに行って、調味料からおかしまで色々と詰め込みました。
船便は私たちが到着してから1ヵ月後くらいに届くことになるそうなので当面使いたい調味料などはスーツケースで持っていくことになります。
スーツケース大丈夫かな・・・。
海外赴任 ~夫出発後の生活~
夫がタイへ単身赴任し、私たちがタイへ渡るまでの約3ヵ月、私たちは私の実家に居候させてもらっていました。
それまでは仕事が忙しい夫との3人暮らしで、育児はほぼワンオペだったわけなので、実家で両親と暮らすというのはほんっとに快適でした。
当時両親はまだフルタイムで働いていたので平日は2人共朝でかけて夕方までは帰ってこないのですが、仕事から帰って来てからは娘といっぱい遊んでくれるしもうほんと育児への関りという点でいうと夫とは天と地の差!
平日の日中は娘と2人ですが、ちょこちょこ出かけたり買い出しに行ったり、荷造りをしたりと充実した日々でした。
この間夕食や掃除洗濯は私がやっていたので母にも喜んでもらえました。
こういう時期(子供がまだ小さくて両親が元気なうち)にちょっと夫婦喧嘩とかして実家に戻ったりしたらもう夫のもとには帰れなくなるな・・・って思いました。
この3ヵ月の間に娘は歩けるように。
最初に歩いた瞬間も母と一緒に目撃したりして、しばらく会えなくなる代わりに3ヵ月密な時間を過ごせてよかったと思います。
ちなみにこの間に両親にもスカイプの使い方を教え、タイと日本でも頻繁にテレビ電話をすることができていました。あとは夫の両親にも孫の成長が分かるように、パスワードを付けたアルバムをネット上に作り、それにアクセスしてもらって写真やコメントが見られるようにしました。タイに行っている間は両家の両親はそれを楽しみにしていてくれたようで、はっきり言って日本にいる間よりも身近に孫を感じてもらえていたようにも思います。
海外赴任 ~夫、出発~
なんだかんだとあっという間に夫がタイへ旅立つ日がやってきました。
出発直前は引っ越しなどで少しお休みをもらっていた夫。引っ越してからは私の実家にお世話になっていたので、実家から空港へ出発です。
約3ヵ月離れ離れになるのが少し寂しいのか前日は父と飲んだ後、娘と一緒に寝ていました。
出発は午前中の便だったので家族皆で空港まで見送り。
すると会社の方たちも見送りに来てくださっていて、挨拶したりしているうちに時間が来てしまい、しんみりする間もなく出発ゲートへと消えて行きました。
頑張れよ~~!
結婚して、いや、知り合ってから3ヵ月も会わないでいるのはこれが初めてになるかも。
私はこれから実家でほくほくですが、夫は1人で大丈夫かな~。
食事とか全然気を付けない人だし、体調崩さないといいけど。
出発前に夫はiPadを購入して行き、私のパソコンとスカイプができるよう設定して行きました。今ならスマホでLINE電話とか普通にできますが、当時はLINEもまだなかったし、うちの家族はまだ誰もスマホを持っていなかったのでみんなパソコンにスカイプをインストールしましたが、パソコンのスカイプってパソコン立ち上げていないと繋がらないんですよね。
でも夜夫から無事着いたとスカイプがかかってきました。
夫は明日から出社です。タイ語でみんなに挨拶できるようにタイ語レッスンでしっかり教えてもらって行きましたが、果たしてできるかな?
海外赴任 ~マンション立ち退きと娘の卒乳~
夫がタイへと旅立つ数日前に2日かけてマンションを空にしました。
私たちがタイへ持っていくものはとりあえず私の実家へ移動させておくため、実家行きとトランクルーム行きの選別を行い、運んで行ってもらいます。
この2日間は娘は実家に預かってもらい、仕事を休んだ夫と私は引っ越しにかかりきり。マンションと実家を往復しながらなんとか荷物をすべて運び出しました。あ、一番最初に運び出したのは猫のとらじですけどね。
相変わらず大変でした。
5年前このマンションに引っ越してきたとき、もう一生ここに住むのだろうなと思ったのに、こんな早く(一時的にしても)立ち退く日がくるとは思わなかったなあ・・・。
ちなみにこの時点でまだ借り手はついておらず。
何件か問い合わせはあるものの、海外オーナーの場合手続きが少し面倒になるらしく結局契約まで行かないのだとか。あとは借りるのではなくて買いたいという問い合わせも来たらしいのですが、それはお断りしました。
完全にマンションが空になってから、不動産の方にもう一度来ていただいてどこを補修していくのかを詰めて補修とハウスクリーニングをしてもらい、最短でも入居引き渡しができるのは2週間後くらいになるということでした。
ちなみに、この頃ちょうど1歳になった娘。
引っ越しまでは1日2回くらいはまだ授乳してたんです。
すると・・・
みたいな顔してじっと私の目を見て・・・
全力で拒否してきた・・・。
こうして我が子はあっさりと卒乳したのでした・・・。
最後のがいつだったか覚えてないよ・・・。(寂)
次回はいよいよ夫の出発です。
海外赴任 ~引っ越し準備~
いよいよ夫の出発が近づいてくると引っ越し準備が始まります。
我が家の場合、3回に分けて荷物を出すことになりました。
1、夫がタイに持っていくもの(航空便と船便それぞれ荷造り)を発送(6月)
2、私が実家に持っていくものとトランクルームへ保管するものを引っ越し(7月)
3、私と娘がタイへ持っていくもの(航空便と船便それぞれ荷造り)を発送(9月)
荷詰めなどは業者さんがやってくれるのですが、私たちが何をどこに送るのかをあらかじめ決めておく必要があります。
まずは夫が持っていくものですが・・・
あんまりないような・・・?
彼は私たちが行くまでは単身用のサービスアパートメント(掃除などのサービスがついたウィークリーマンションのようなもの)に暮らすことになっているため、それほど荷物は必要ないかも。基本的な調理用具などもそろっているらしいし、そもそも料理はしない人なので、洋服やゴルフクラブ、それにちょっとした日本食くらいしかいらない?
あまりたくさん荷物があると、単身用住居から家族用住居への引っ越しする時に面倒なので航空便だけの荷物で済みそう。ちなみに航空便では食料は送れないと言われたので食べ物はスーツケースに入れて持っていくことになりそうです。
問題は私たちがタイに持っていくもの・・・。
コーヒーメーカーとか炊飯器とかの小さい家電は持っていきたいし、あとはタイでは高いと言われているおむつは一杯持っていきたいしチャイルドシートやベビーチェア、洋服やおもちゃ、あとは食料もたくさん必要。食器などはついているとはいえ使い慣れたものを持っていきたいし・・・一体どこまで持っていくべきか悩む~!
海外赴任 ~子供の予防接種地獄~
タイに行くに当たってたくさんの予防接種を受けることになったうちの家族。
大人の私たちは一度に3本とか打ちながらなんとか渡航の日までにすべてを受けることができたのですが、まだ1歳前だった娘はそういうわけにもいかず、ただでさえたくさんの予防接種を受けなければならないと言うのにそれ以上のワクチンが必要になってしまいました・・・。
いつもの病院に行って先生に相談し、今後のスケジュールを立ててみたところ、そこから7か月間、毎月1~2本の予防接種を受けなければならないことに・・・!!!
こんなに打って大丈夫なの・・・逆に心配・・・。
でも先生が「日本の予防接種は遅れているところもあるから、案外タイで受けた方がいいものもあるかもしれないよ」と言うのでびっくり。
まさか・・・タイより遅れているの???
結局スケジュール的に全部日本で打ち切れないので、現地でもいくつか受けないといけないことになりました。
結局ものすごい数の予防接種を受けた娘。
母子手帳の予防接種のページでは足りず、ワクチン手帳をもらってそこで管理していきました。
結論から言うとタイには日本にはないワクチンもあったりして、タイで受けた方が回数が減らせたかもしれません。例えば、日本だと、麻疹風疹混合しかありませんでしたが、タイでは麻疹風疹おたふく水疱瘡の混合があったりして。まあ、それがいいのかどうかは分かりませんが少なくとも打たれる方は1回でいいわけです。
これらの予防接種のほかに、タイにいる間に受けたのはロタとインフル。
インフルって日本だと冬に大流行するので年中暑いタイで流行るというのは信じられないのですが、タイでもインフル罹るんですよ、日本ほどじゃないとは思いますが。
これだけ受けた甲斐もあり(?)現地では皆元気に過ごすことができました。
娘は1回だけ入院しましたけどね。
まあ、その話はまた今度。
海外赴任 ~色々な手続き~
海外に行くにあたっては細かい手続きが色々と必要です。
うちの場合は夫が先に出発し、そのタイミングで住んでいたマンションを空けて私と子供と猫は実家へ引っ越し、その後遅れて私と子供が出発、という感じだったので夫と私たちと手続きがそれぞれに必要なものもありました。
まず、マンションを出払うタイミングでは、
1、水道やガス、電気、固定電話、ネット、新聞などの解約
2、転出届の提出(海外に行くときは在留届というものを提出する必要あり)
3、郵便物の転送届(実家に届くように)
4、銀行やクレジットカード会社などへの住所変更(実家の住所へ)
そして海外に経つ前には、
1、携帯電話の解約
2、自動車免許などの更新(有効期限によっては例外的に早く更新しておくことも可)
3、ネットバンキングの登録(海外からも口座を操作できるように)
4、税務署に代理人登録(私たちが留守にしている間の不動産収入などによる税金の管理のため誰か日本にいる人に代理人をお願いする必要がありました。義父に依頼)
もしかしたらもっと何かあったかもしれませんが・・・。
でもこういう細かい手続きについても海外引越のプロである運送会社の方が書類で教えてくれます。
家具類はほぼトランクルームへ移動させましたが、冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどは嘘かほんとかは分かりませんがしばらく使わないままでいると壊れると聞いたので、家族などに譲って行きました。
おかげで帰国した時にまた家電を揃えることにはなりましたけどね。
海外赴任 ~現地語を学べ!~
タイ赴任を前に、会社から現地語であるタイ語のレッスンを受けさせてもらえました。
しかも、タイ人の先生がわざわざ我が家に来てくれてての家庭教師スタイル!
こんなの自腹でやったらいくらかかるんだ~!
平日は夫は仕事なので、週末に2時間、夫婦2人でレッスンをうけていくことにしました。
使っていたテキスト。
しかし、タイ語・・・。
私たちはそれまでタイに行ったことはなく、タイ語なんて「サワディーカー」と「コップンカー」くらいしか知らないレベル。しかもタイに旅行に行った友達が言っているのを聞いて覚えたくらいだから正確な発音も聞いたことがない。
それでね、そんな状態の30代が一から聞いたこともない言語を習得しようとするなんて本当に大変でした。
先生は日本人のご主人と日本に暮らして長いタイの方でした。
しかしほんっとに馴染みがない言語に四苦八苦した私たち。
あのね、発音がね、難しすぎてリピートさえまともにできない・・・💦
大学で中国語を第二外国語として学んだ私。
中国語って声調という発音の違いが4種類あって、これが本当に使い分けるのが大変だった記憶があるんですが、・・・・なんと、
タイ語には5種類もあった!!!
説明しにくいんですが、同じ音にも読み方が5種類あって、それを間違うと違う意味になっちゃうっていうやつ。日本語で言うなら「橋」と「箸」みたいな???
こんなの分かるわけない~~。
とにかく、30代半ばにして「初めて聞く言語」ですから、もうね、そりゃ大変でしたよ。初日に習った「はじめまして」というフレーズを覚えるのに2日かかりましたね。
しかも今思えば、タイで「はじめまして」なんてタイ語で言ったことあったかな・・・。
出発まで時間もないし、とりあえず生活で使えそうな表現をメインに、「話す聞く」だけを教わることにしました。
さあ、出発までに一体どこまで覚えられるかな?