My Third Place

旅行好きパート主婦です。旅行や国際交流が好き。ホストファミリー体験、海外体験、旅行や子育てネタなどを中心に日々のあれこれを綴っています。

日本語のお勉強

高校生の蘭蘭は毎日5時すぎに家に帰ってきます。
うちは6時半が夕ご飯なので、帰ってからの時間はだいたいリビングで宿題をします。
娘はほぼその時間には宿題を終えて遊んではいるのですが、たまに一緒にダイニングテーブルで宿題をしたりすることも。

 

2人が並んで宿題をしたりしている姿を見るのが、私はとても好きです。
なんか、自分の子どもが2人いるみたいで♡

 

昨日は蘭蘭は日本語の宿題を、娘は漢字ドリルの宿題をしてて、2人共それぞれ習った漢字や単語を使って自分で例文を考えなくてはならないという、奇遇にも同じような宿題だったんです。

2人が協力して例文を考えてるんですが、やっぱり蘭蘭の方がレベルが高くて、「四捨五入」とか(どこで使う?)娘の知らない言葉なんかがあって面白い。

漢字ドリルが終わったら、娘は教科書の音読をするのですが、小2の国語の教科書に蘭蘭が挑戦。すると、

 

「ひらがなばっかりで難しいよ~~~。全然わからない!」

 

だって。
中国人の蘭蘭には、漢字がたくさん使われている文章の方が簡単らしい。

「そよそよ」だの「いそいそ」だの、そういうニュアンスもちょっと分からないみたいでした。難しいよね・・・。それを説明しようとするが私もうまく説明できず・・・。

 

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私も英語の絵本とか結構読んでたけど、日常的に使わない幼児用の言葉とかあるし意外と知らない単語がたくさんあって焦った記憶あり・・・。海外に住んでた時、娘がインターナショナルスクールに行ってて毎週末英語の絵本を借りてくるんですよ。帰ってから読んでって言われるんだけど、毎週どんなのを借りてくるのかドキドキしたものです。

 

 

House Rules

私が初めてホームステイしたバンクーバーのホスト宅では、初日にハウスルールを書かれた紙を渡されました。

食事の時間、シャワーを使ってもいい時間など、注意すべきことなどが書かれていたのですが、これはとても分かりやすくて良かったです。


 

 

なので、我が家でホストファミリーをする際もこのハウスルールの紙を採用させてもらっています。2泊程度のショートステイの時にはいちいちハウスルールなどは設定しませんが、何週間かステイする場合は渡しています。

 

内容はこんな感じ。

 

1、食事について 

朝夕の食事の時間。

朝食は平日はほぼ私が用意しますが、家族と異なる時間に朝食を取る日、または週末などは決まった時間に食事をしないこともあるのでそういう時は勝手に作って食べてください。

夕食は必要ない場合は何時までに連絡してください。

 

2、洗濯

洗濯は私がまとめてやるので部屋または脱衣所にあるかごに衣類を入れておいてください。自分でやりたい場合は週末にまとめてやってください。

 

3、お風呂

朝は皆が洗面所を使うので朝のシャワーはやめてください。お風呂を使う前は一言声をかけてください。お風呂を使ったあとはまどを開けておいてください。

 

4、部屋

掃除をしたりするため私は部屋に入ります。持ち物はきちんと管理してください。猫が入るので留守にするときはドアを閉めておいてください。ゴミ箱には燃えるゴミだけを入れてください。ペットボトルや缶、プラスチックはリビングのゴミ箱へ捨ててください。留守にするときはエアコンを切ってください。

 

5、その他

ゴミの分別など。緊急時の連絡先やWifiのパスワードなど。

 

 

だいたいこんな感じの事を英語で書いたものを渡して、分からないことがあったら聞いてね、と言っています。

Wifiのパスワードなんかは一番に聞かれる項目なので大事です。ポケットWifiをレンタルしてくる人もいますが、特に短期だと用意してないケースが多いので。

 

洗濯については今まで「自分でやる」と言った人はいません。
アジア系の子は下着などは自分で洗う子もいますが、ほとんどの子は下着まで私が洗っています。

私の場合は、バンクーバーのホストにはぜーんぶ洗ってもらってました。私のほかにも留学生が同じ家にいたので、パンツなんかにイニシャルが書かれてました(笑)。トロントのホストのところは「週末自分で洗って」という所だったので自分でやってました。

 

朝ごはんはバンクーバートロントも「各自で勝手に食べるように」という所だったのでトーストとかを勝手に焼いて一人で食べていました。朝ごはんを同じ時間に食べる家族がいなかったのです。

今の我が家のケースだと、夫は朝早いのでだいたい留学生が起きる前に出社しますが娘や私はだいたい留学生と同じくらいの時間に朝食を食べることになるので、私が一緒に用意しています。でも週末は朝食時間を決めていないので、私が遅く起きたり、または留学生が遅く起きたりという事もあるし、基本自分で勝手に食べるという事にしています。同じ時間に起きて来たら「御飯食べる?」と聞いて一緒に用意します。

意外と自分で好きなものを食べる方が気楽だったりもしますしね。作ってもらうのと自分で作るの、どっちがいいのかは分かりません。特に私みたいにホストが料理上手ではない場合は・・・。(笑)

 

 

留学生用の部屋は、1ヵ月以内の短期ばかり受け入れていた時は娘の部屋を使ってもらっていたのですが、長期の蘭蘭を受け入れるにあたって空き部屋になっていたところを留学生用に整えました。

机、ライト、エアコン、ベッド、本棚、そしてクローゼットの中にチェストを用意。

机やチェストは実家に眠っていたものをもらってきたのですが、あとは購入。ちょっと初期費用がかかりましたがまあ長期なので必要最低限のものは揃えました。特にエアコンが痛かったですが、夏や冬はエアコンなしだと受け入れできないですもんね。

けどエアコンの使い方は留学生によってはひどい使い方をしたりするそうなので、注意が必要。私の友達は短期で受け入れたアメリカ人がまだ6月だというのに設定温度17度(!)とかで部屋をギンギンに冷やされて困った、と言ってました・・・。

設定温度17度って・・・・ありえん!

 

うちには幸いそんなめちゃくちゃな使い方をする子はまだ来てませんが・・・・そんなの来たらどうするかな・・・・。

あ、そういえば以前冬に来た子が「寒い寒い」と言いながらも夜は半そでで寝るので「それってどうなんだ・・・」と思った事があったっけ。

 

ま、いろんな習慣があります。
短期ならまだ我慢できるけど・・・長期になると色々衝突しそうですね。

我が子や夫に対してでさえもそりゃ日々言いたいことは色々あるので長期で留学生を受け入れるとなると衝突することがあって当然なんですけどね。

 

まあ、できるだけ気持ちよくお互いが生活できるように最初にどうしても守ってほしいことは伝えておくことが大事だと思います。

女子高生の夜のお散歩

我が家のホームステイヤ―、蘭蘭。

こないだからジムに通い始めたのは前書いた通りなんですが、最近夜のお散歩に行くようになりました。

 

これまではまだ日が長くて、完全に暗くなる前に行って帰ってきていたのですが、最近は日が短くなってきてもう暗くなってから家を出ていくんです。しかも真っ黒の恰好で・・・。散歩に出ているのは25分ほどで、8時前には戻って来るのですが、やっぱりまだ高校生だし、小柄だし、女の子が1人で暗くなってから歩いてるのって・・・危なくない?と心配になってきました。

うちの周りはお店も多くて人通りも割とある方ではありますが、でもやっぱり夜道は危ないよねえ・・・。

日本は安全だと思ってる部分もあるんだろうけど、犯罪者はどこの国にでもいるのだよ・・・。やはりもうちょっと明るいうちに行ってもらおう・・・。

蘭蘭ジム通いをする

うちにホームステイしている蘭蘭は、高校生なのにちょっと健康オタクっぽいところがあって、やれ食べ物はこれがいいだの、これは良くないだの、結構うるさい。

スポーツなどはしないタイプですが、食べすぎたからと言って食後に散歩に行ったりすることも多く、部屋でもストレッチをしてたりと、意識高い系女子。

 

そんな蘭蘭、とうとう「私、ジムに通いたい」と言い出しました。

ジムに通う高校生なんて今まで出会ったことないわ

 

だけど、まあ基本インドアな感じの蘭蘭。週末もたまに友達と出かけることはあってもほとんど家に籠ってるような子なので、ジムでもなんでも外に出かけてくれるのはいいことだと近くのジムをリサーチしてあげました。
18歳以下は保護者同伴で申し込みをしないといけないらしく、今日は一緒に見学を兼ねてジムへ行ってみました。

 

私も娘が保育園に行ってた間はジムに通っていたんですが、小学生になってからは仕事が終わって子供が帰ってくるまでの時間が短すぎて断念。

高学年くらいになって一人で留守番できるようになったらまた行ってやる~~。

きれいなジムで自分磨きをする人たちを見ながら、私もいつか・・とこぶしを握りしめるのでした・・・。

お弁当

我が家のホームステイヤー、蘭蘭。
最初の申し込みでは「平日2食、週末3食付きプラン」だったので、最初の頃は私は彼女のお昼は関与せず、彼女は毎朝コンビニやパン屋などに寄ってお昼ご飯を調達して学校へ行っていたようです。

ところがそのうち、朝コンビニなどに寄る時間が惜しくなったようで、前日の夜に次の日のお昼ご飯をコンビニに買いに行くようになりました。

そしてそれをせっせとお弁当箱に詰めなおして持っていくのです。

それを見ていたら、なんだかかわいそうになってきて、1ヵ月を過ぎたころから私が彼女の分のお弁当も一緒に作ることになりました。

 

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だいたいこんな感じ。これにフルーツを少し付けたものを持っていきます。
学校の食堂もあるのですが、一緒に食べる子たちが皆お弁当派らしく、利用しにくいのだとか。

 

ホームステイを斡旋してもらっている所からは、「2食付きのプランの人に3食目を提供するときは本人から直接代金をもらってください」と言われていて、他のファミリーさんたちがどうやってお金を受け取っているか(月ごとに請求したり、その都度貯金箱に入れてもらったり・・・)教えてもらっていました。

最初、私の作る弁当にいくらの価値があるのか・・・とお金をもらうのもなんだか気が引けるなあとは思ったのですが、まあ面倒なお弁当を責任をもって毎日作るために仕事にしようと、1回200円もらうことにしました。
お弁当代は月末にまとめて封筒に入れてもらうようにしています。

でも、蘭蘭は結構好みをはっきり言う子なので、あまり同じものをずっと入れていると、「〇〇はもう入れなくてもいい、飽きた」とか言われるのでちょっと大変。
最初の頃は食事についてももっと色々言っていたような気がしますが、だんだん慣れたのか諦めたのか、最近はそんなに頻繁には言わなくなりましたが・・。

母から「出されたものは文句言わずに食べなさい!」と言われて育ってきた私は、ちょっとむっとすることもありますが、まあ異国で口に合わないものもあるでしょうし、高校生だから好きなものを勝手に食べに行くという事もできないでしょうから、、となるべく彼女の好むものを入れてあげようと頑張っています。

まあ、食事に関しては、ホストファミリーをするにあたって一番難しい所ではあると思います。これまでホストをしたことがある人と話すと、やっぱり一番は食事ネタで盛り上がりますし。特に小学生とかの子どもを預かると、知らないものには一切手を出さないというケースも多いみたいで、苦労されるみたいです。うちは受け入れてきた子たちの中では蘭蘭が最年少なので、これくらいで済んでいるのはまだいい方なのかもしれません。

どこの国の人も、やっぱり自分の国の料理が一番おいしいですもんね。

留学生のおうち事情

 

「日本はアジアの中でトップ。日本人はお金持ちだと世界から思われている」

と、今も信じている人が特に海外にはあまり興味がない人たちの中にまだ多数いるような気がするこの頃。

 

確かに日本は豊かな国だと思うし、格差社会が叫ばれていながらも国際的に見れば平均値が高い国であるとは思います。

 

私は結婚してから数年夫の仕事の都合でアジアのある国に住んでいたのですが、その時に「日本人がお金持ちと言われていた時代はもう終わってるな・・・」と感じたものです。

日本ではド庶民の我が家ですが、アジアのその国では会社からの待遇なんかもあってちょっといい生活をさせていただいておりました。その時に知り合った人々の暮らしぶりは、庶民の私にはセレブすぎてびっくりしたものです。確かに現地で「庶民」と呼ばれる人たちの生活水準は日本の庶民クラスと比べれば断然低いですが、現地のセレブたちは日本のセレブ並みに優雅な生活をしています。

そして今、そういうアジアのお金持ち軍団がどんどん日本にやってきています。

 

例えば、うちに来ている蘭蘭。
お父さんはあちこちに海外赴任している商社マン。蘭蘭は両親に連れられて小さい頃から外国滞在経験が豊富。現に中学校を卒業してからは日本に留学中です。
彼女の日本での学費や生活費は、私がざっと見たとこだけでも1年で300万円はします。彼女はこのまま大学も進む予定ですから、300万×7年・・・ってことになりますね。いくら1人っ子だからって、すごい費用です。我が家にはとても捻出不可能な額です。そんな事したら老後生きていけません。

 

つまり、日本に自費留学しているような家の子は、どこの国の子であっても、日本の一般家庭よりはだいぶお金持ちであるという事が分かります。

 

それが分かっているので、正直うちみたいな一般家庭がホストファミリーをするのに少し後ろめたい部分があったりするんですけど。ま、それを言ってるとホストファミリーなんかできないので、割り切ってるんですが。

そういう状況の中でホストをしているのに、中にはまだ古い考えの人がいて、

 

「そんな子を家の中に置いといて大丈夫なの?

 

 何か取られているんじゃないか?

 

 

とか言われることがまれにあります。

 

いやいやいや・・・・。

多分彼女の家に比べたら、うちに価値のあるものなんか全然ないから・・・(笑)。

 

一応何かあった時に疑うような事があってはいけないと思い、大事なものはカギのかかるところには仕舞ってありますが、基本信頼しています。

まあ全ての留学生に限った話ではないとは思いますが、蘭蘭の場合は自由になるお金もかなり与えられているみたいで、自分で必要なものは自分で買ってきます。

 

最近は近くにできた新しいパン屋さんがお気に入りのようで、学校帰りに必ず「明日の朝のパン」を買ってきます。1人だけおいしそうなパンを食べるので娘が羨ましがってちょっと困るんですが(笑)、まあ私的には別にいっかな・・・。

 

でも16歳の子が3500円の洗顔料を使っていた時は驚きましたが・・・。高校生ならビオレとかで良くない???
そんな感じで、金銭感覚のギャップに驚かされることもよくあります。

うちの子が同い年くらいだったら、比べて色々言われそうだな・・。
良かった、まだ子供で・・・。

臨時休校

台風が接近しているため今日は小学校が休校。
この夏は休校が多くて親は大変。

 

すっかり今日は蘭蘭の学校も休みなんだろうと、お弁当を作らないで部屋でゆっくりしたら、何やら台所でガチャガチャ音が・・・。

どうしたのかと見に行くと、蘭蘭が自分でお弁当を作ってる!

 

「え?今日は学校休みでしょう?」

 

というと、

 

「え?私の学校、今日ある!」

 

というではありませんか!

ええ~?警報出てるのに?

 

学校のホームページを急いで確認するも、

 

本日は学校は通常通りです。

 生徒の皆さんは気を付けて登校してください

 

との文章が・・・!

 

なんと!

 

高校生こそ遠くから公共交通機関を使って通学している子が多いだろうに、大丈夫なんだろうか・・・???

(それとも最近の災害などで小中が過敏になっているだけなのか???)

 

というわけで、本日休みの娘と私を恨めしそうに見ながら、蘭蘭は1人出かけて行ったのでした。

 

頑張れ~。

ホストファミリーになるには

ホストファミリーをしている、と言うと、ほとんどの人は「すごいね!」と驚き、そしてだいたい「うちは無理だわ!」と言います。


無理だと思う理由は様々。

 

1.英語が喋れない

日本に来る学生の目的は様々なので必ずしも英語が話せる必要はありません。

我が家に今来ている蘭蘭は日本語を勉強するために来ているので、家での会話は日本語です。

 

2.部屋がない

これも家族が多い家は仕方ないことですが、必ずしも個室を与えることを条件としていない事もあります。同性とであれば家族と同じ部屋で寝ても良いという条件の場合もあります。でも1、2泊ならともかく、私ならせめて個室は欲しいと思うので、部屋がないのはちょっと難しいかもしれません。

 

3.自分の家族の面倒だけでいっぱいいっぱい

これも仕方ないですよね。でも大学生や社会人のホームステイヤーなど相手がある程度大人であれば、あれこれ世話をやいてやる必要はなく、結構ほったらかしにしちゃっても大丈夫なんです。

 

4.家族が嫌がる

意外と多いのがこれ。自分は興味があっても、家族の中に「家の中に他人を入れるのが嫌だ」という人がいると、ホストファミリーは無理でしょう。

ホストファミリーになる条件として「家族皆が受け入れを賛成していること」というのはよくある項目。誰か1人でも反対していると、来てくれる学生はもちろん、家族みんなが嫌な気分になってしまいます。

 

だいたいよく出会うできない理由はこんな感じです。
自分はやりたいけど・・・という4の理由が一番残念ですが、やはり「家族として受け入れる」という前提のホームステイですからなかなか難しいところ。

確かに他人を家に入れるというのは、特に日本のように狭い住宅事情の中では厳しいものもあると思います。私もこれまで2度のホームステイを始め、海外でたくさんのお宅に行ったことがありますが、どこも日本の我が家より遥かに大きなお宅で、バスルームもたくさんあるような家ばかりですから。

我が家なんてマンションなのでお風呂どころかトイレも1つ。
最初は気を使うなという方が無理な話ですが、こればかりはどうしようもありません。これが日本のスタンダードなんだ、と受け入れてもらうしかありません。

ホスト、どうする?

実は夫の癌が発覚した時、蘭蘭は夏休みのため中国へ一時帰国中。
彼女は夏休みが終わったらまた我が家に戻って来る予定でした。

彼女が我が家に戻って来る予定だった日が、まさに夫の手術日になってしまったのです。その時点ではまだ彼女が何時に戻って来るのか分からず、私もその後の夫の入院などで自分たちの生活がどの程度影響を受けるのか分からず、果たしてこの状況の中でホストファミリーとしての機能を果たせるのだろうかと不安でした。

 

ただ同時に、どちみち私はその間仕事をしなければならないし、子どもだってそのうち夏休みが終わって学校に通わなければならない。だから、夫が入院していようが、私たちは今まで通りの生活をしなければならない。

そういう状況で、この家に娘と私の2人きりになってしまうというのも、また同じように不安だったのです。彼女が1人この家にいてくれるだけで、家の中が和むのではいう思いもあったのです。

 

ここは思い切ってホストを辞退すべきなのかどうか、悩みました。
しかし、事が急すぎて、これから長期のホストがすぐに見つかるのかという不安もあり。何しろ彼女が帰ってくるまで1週間を切っていたのです。

 

彼女は当然またうちに帰ってくるつもりで帰国しているので、我が家には彼女の大量の荷物が残ったままだし、これからホストチェンジとなるのは色々大変そう。

 

私が1人思い悩んでいると、夫が不思議そうに一言。

「別に彼女には関係ないじゃない?帰って来てもらえばいいのに」

 

・・・・。

 


この一言で吹っ切れました。

そうか、帰ってきてもらえばいいのか。

 

もし、彼女のホストをしてくれる家庭がほかにもたくさん控えているなら、ここで他の家庭にバトンタッチすることもいいのかもしれません。でも、土地柄この辺ではまだホストファミリーをしている家庭が少ないようで、代わりの家庭もあまりないんだと以前聞かされていたこともあって、今回はまた引き受ける覚悟を決めました。

 

結局彼女が帰ってきたのは手術日の夜だったので、全く問題なく迎えることができました。無邪気に夏休みの事を話してくれる蘭蘭を見てると、やっぱりこの子が来てくれて良かったと思えました。

 

彼女は休み中家族でいろんな所に旅行したみたいで、たくさん思い出を作ってきたみたいです。

次の冬休みまで、また一緒に頑張ろうね。

初めてのホストファミリー

我が家が初めてホームステイを受け入れたのは、まだ子どもが生まれる前の話です。


うちは夫婦揃って海外でのホームステイ経験があり、加えて海外旅行や国際交流にも興味があったので、いつかマイホームを持ったら留学生を受け入れたりしたいね、とずっと話していたのです。
それで家を買う時にも、留学生を受け入れられるように余分な部屋を設けていました。

 

しかし、ホストファミリーなんて、一体どうやってなればよいのやら・・・。
そこで、通学範囲内の大学のホームページをあたってみることにしたのですが、そこでいきなりヒット!
私がたどり着いたのは、提携校のアメリカの大学で日本語を専攻している学生のグループがやってくるのでそのプログラム内の週末だけの2泊3日のホストファミリーを募集します、というものでした。

 

早速それに応募して受け入れたのがうちに来た最初のホームステイヤ―でした。
まだ空き部屋はあるけどベッドはない・・・という状態でしたが、まあ2泊だし・・・と思ってフローリングに布団をひいて寝てもらう事に。

 

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我が家にやってきたのは19歳のヘザーという白人の女の子。

かわいいし感じもいいし日本語も話せるし、初のホームステイヤーとしては申し分ない子でした。

 

週末だけの短期で私たちも初めてのホストという事で、観光地や野球観戦などはりきって色々連れて行きました。
ボランティアでの受け入れでは「観光にかかるお金や外食費は本人に払わせてください」などと最初にもらう書類に書かれていたりすることが多いですが、さすがに大学生からお金を取るのもはばかられ、またいい所を見せたい気持ちもあり、全部我が家で持ちました。
特に短期の場合はお客さんが来たような扱いをするホストファミリーが多いような気もします。

 

たまにやる週末だけのホストなら、こういうのも楽しいと思います。
ホストファミリーをしてみたい・・と思っておられる方は、まずはこういう短期受け入れから始めてみるといいかもしれません。

 

ヘザーとはその後もやりとりが続き、この2年後にヘザーのお母さんとボーイフレンドを連れて再び遊びに来てくれたりしました。
今はアメリカで理科の先生をしていますが、私たちに子どもが生まれた時にはお祝いの洋服を送ってくれたりもして、今でも交流が続いています。

 

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アメリカから届いた出産祝い

日本にいながらいろんな人と出会えるのがホストファミリーをする醍醐味です。